シティの今季はデ・ブライネの慎重な起用にかかっている “ガラスの司令塔”はシーズン終了までもつのか
能力は飛び抜けているが
マンチェスター・シティMFケビン・デ・ブライネは、先日のFA杯ハダーズフィールド戦で復帰を果たした。後半途中からピッチに入ると、74分にふわりとした弾道のクロスをFWジェレミー・ドクに届け、ドクはチーム5点目をゲット。デ・ブライネはさっそく復帰戦で彼らしいアシストを見せ、ファンからの喝采を浴びていた。 シティにとっては頼りになる大黒柱の復活だが、英『the Athletic』は慎重になるべきだと提言している。 「もちろん、デ・ブライネの完全復帰はシティにとって大きな後押しになるはずだし、すべてが計画通りに進めば、それはそう遠くないはずだ。だが1月の残りの期間を見る限り、彼の復帰を確実にすることに依然として大きな焦点が当てられていることは明らかだ」 ハダーズフィールド戦後、ペップ・グアルディオラ監督も「彼はとても意欲的だが、注意しなくてはならない」と語っていた。そもそも8月のプレミアリーグ開幕戦・バーンリー戦でケガをしたのも、6月にチャンピオンズリーグの決勝で負傷し、ハムストリングが回復したと思った矢先のことだった。 ピッチでの力は比類ないが、ケガだけが不安なデ・ブライネ。このガラスの司令塔をシーズン終了まで慎重に起用することが、今季のシティの命運を握っているかもしれない。
構成/ザ・ワールド編集部