パナソニック、全自動ディーガは推し活の“相棒”であり“救世主”。アイドル推し活中・YouTuberも絶賛
パナソニックは、「推し活に関する実態調査」による調査結果を基に、推し活と同社の全録対応BDレコーダーである “全自動ディーガ” との親和性の高さを紹介するメディア向け説明会「推し活セミナー」を実施した。本稿では、トークセッションの模様を含めた本セミナーのレポートをお届けする。 全自動ディーガは推し活の“相棒”であり“救世主” 「推し活に関する実態調査」は、2024年10月30日 – 11月4日の期間で、全国の10 – 50代の男女、計800人を調査対象として実施された。推し活をしているユーザーは若年層のみならず、幅広い年齢層まで増えており、コロナ禍で推し活という言葉がよく聞かれ、コロナ禍明けではイベントやライブに参加する方が増えたことで、よりいっそうに推し活市場が拡大したという。 博報堂が10 – 60代の男女を対象に実施したアンケートでは、全体の34.6%が「『推し』がいる」と答え、またパナソニック調べでは推し活のジャンルもアイドルやアーティストだけでなく、K-POPアイドル・アーティスト、アニメ・漫画(コンテンツ自体やキャラクターも含む)というように多様化が進んでいるとのこと。 推し活セミナーでは、「推し活に関する実態調査」の調査結果と全自動ディーガの特徴について、YouTuberのMAICO氏とパナソニックの落合洋介氏の両名がトークセッションによって解説。推し活をする際の主な活動内容についてアンケートを取ったところ、「出演番組を視聴する」が79.5%、「出演作品を見る」が63.6%、「インターネットで推しの関連情報を調べる」が60.4%回答したと明かした。 MAICOさんの主な推し活について、「ライブに参戦をはじめ、SNSやファンクラブサイトなどのチェック、ロケ地などの “聖地巡礼” をしにいったりするのが主な推し活です。聖地巡礼は、やはり放送番組が情報元になることが多いですし、ドラマやバラエティ、そして歌番組などは、放送番組をチェックすることが増えますね」と説明する。 普段推しの映像を視聴する際、どのようなサービス/フラットフォームを利用することが多いかというアンケートには、「YouTube」が77.5%、「テレビ(地上波・BS・CS)」が72.0%という結果になっており、世代別にみると30代以降の「YouTube」「テレビ(地上波・BS・CS)」の割合が約7割以上占めるようだ。ちなみに10・20代は6割に留まり、その分Instagram/X(旧Twitter)/TikTokといったSNSを活用する割合が増えているという。 推しの映像を視聴するプラットフォームとして「YouTube」「テレビ(地上波・BS・CS)」の比率が大きいことに対しては、「YouTubeはチャンネル数が多いので、なにかしらに特化した内容が多いと思います。それに対して放送番組は、いろんな人の “推し” が登場する印象で、特に歌番組は “みんなの好きが大集合” しているイメージです」とMAICOさんは語った。 推しの出演番組を見逃して悔しい経験やストレスを感じたことがあるかというアンケートに対して、「ある」と答えたユーザーは64.4%に上るという回答に対して、MAICOさんは「私も特にファンになりたての時、推しの予定をちゃんと把握できていないときがあって、けっこう見逃してしまうことが多かったんです。それは辛い思い出ですね。また、家族でBDレコーダーを使用していると、見たかった番組が勝手に消されてしまっていることもあって、そういうとき全録機能がありがたいんです」と、アンケートの回答に共感する部分が多大にあったこと、そして全自動ディーガの魅力のひとつを明かしてくれた。 また落合氏は、「推し活されている方は、SNSで出演する番組情報を追っかけたり、また番組表をチェックしながら出演確認を行ったりしていると思うのですが、やはり忙しかったりしてしまい、見逃したり録画予約し忘れてしまったりすることがあるようです。全自動ディーガは24時間・自動録画しておくことで『見逃してしまった』『出演しているのを知らなかった』ということがあっても、気付いた時に番組を遡って見たい番組を視聴できるというは、推し活にピッタリだと感じています」と全自動ディーガが推し活における失敗をフォローしてくれるとアピールした。 推しが出演する番組で見逃しがちなものについては、1位が「情報番組での番宣出演」の43.9%、「推しが所属するグループの他のメンバーの出演」が25.8%をマーク。これらの番組を見逃しやすい背景があるようだ。 「情報番組の見逃しはやはりあって、番宣出演もそうですが、CMが決まったことや新曲が出たこと、ライブをやっていたことなどを、ニュースで取り扱ってくれることもあるんですね。ニュースで取り扱ってくれた時に、どこで取り上げてくれるのかはわからないことが多いので、見逃してしまうことがありましたね」と、MAICOさんも見逃しやすいパターンがあるとした。また、そういった時ほどプライベートなことについてトークする割合が多いという。 「長尺な情報番組のなかで、どこに出てくるかわからないという声をよく聞きます。あとは、推し以外のメンバーから推しの情報が出てくることもあるようで、他のメンバーの出演情報まで追い掛けるのは難しく、見逃しがちになってしまうそうです」と、落合氏がユーザーの声を伝えてくれた。 2024年度に登場した全自動ディーガでは、こういった見逃しを防ぐ機能を搭載する。新世代の全自動ディーガのホーム画面は、上半分が番組内容とプレビュー画面、下半分がジャンル別の録画番組一覧となっており、スクロールで観たい番組を見つけられる操作性を採用している。 ホーム画面で表示される放送番組は、ユーザー自身でカスタマイズしていくことができる。加えて、従来モデルではできなかった、お父さんやお母さん、お兄ちゃんなど使用するユーザーによって表示内容が変えられるようになったため、ユーザーが見たい番組だけをホーム画面に表示させられるようになった。 番組を選択し、番組内容を表示させると、画面の右側に出演者一覧が出てくるが、例えば音楽番組などで多数のアーティストが出てきた中で、新しく気になった歌手などがいた場合、出演者一覧から名前を選択すれば、気になった歌手が出演している番組を一覧で表示できる機能も備えている。 「ちょっと気になったアイドルができて、そのアイドルが出演している番組をすぐ一覧から見つけられるのは、とても便利ですよね。ホーム画面がどんどん推しでいっぱいになっていきますよね」と、刷新されたホーム画面の特徴が、推し活を楽しくさせてくれるポイントであることをMAICOさんは明かす。 録画番組から推しの番組を見つけるだけでなく、再生している番組から推しを見つけやすくなっていることも、2024年度の全自動ディーガの特筆すべきポイントだという。 長時間の音楽番組などでも、再生中にリモコンの十字キーの下を押せば、1分ごとにサムネイルが表示されたシークバーが現れてプレビューサーチができ、YouTubeなどのVODサービスのように見たいシーンを手軽に見つけだすことができる。また、十字キーの左右のボタンを操作すれば10秒単位での送り/戻し操作が可能だ。 そして、「シーン一覧」機能では、再生画面の右側に各シーンのサムネイルが一覧で表示され、例えば音楽番組であれば、サムネイルと同時に曲名などもテキストベースで表示されるため、再生したいシーンがさらに見つけ出しやすくなっている。これらの機能は、推しが一発で出てくる、また簡単な操作で見つけられると、MAICOさんも絶賛した。 アンケートで、ドラマやアニメが数話終わってから推しが出演していることに気付き、「1話から見たかった」と後悔した経験があるかという項目では、「かなりある」が21.6%、「たまにある」が39.8%、計61.4%のユーザーがそういった経験があると答えた。 「推し活をし始めた時に、ドラマなどが何度も放送されてから、推しが出演していることに気付いたりすることがあります。また、友人同士で推し活話で盛り上がっている時に、自分だけ見ていなかったりすると、寂しい思いをしますよね」と、MAICOさんが共感する。 落合氏は、「推しが出演しているだけでなく、職場や学校などで話題になっているドラマやアニメを1話から見たいという場合もありますね。そういった時に見逃し配信を活用する方も多いと思いますが、もう見逃し配信の期間が終わってしまっていたり、特定のドラマ・アニメを観るためにVODサービスに加入しなければならないといった声も聞きます」と、ユーザーの悩みを説明した。 全自動ディーガは、例えば「DMR-2X603」であれば最大10チャンネルを24時間、約28日間の期間に渡って自動録画できるが、ドラマ・アニメに特化した自動録画機能も採用している。ドラマかアニメのジャンルを選び、放送されている時間帯を朝/午後/ゴールデンタイム/深夜から選択することで、約90日間分、つまり1クール分を自動で録画できる機能で、見逃しの悩みを解決できるようだ。 2022年モデルの全自動ディーガをお持ちのMAICOさん。全自動ディーガを持ったことで、撮り逃すことがないため安心感が増したこと、機器を操作することに苦手意識があっても操作が簡単なため、すぐに使いこなすことができ、録画や再生だけでなく、編集機能もすぐに使いこなせるようになったという。 しかし、全自動ディーガで少し不満もあるとのこと。推し活をしていると動画の量が多くなってしまうため、推しの部分だけカット編集していくのだが、どうしてもその編集作業に時間が掛かってしまうことが、改善してほしいポイントのようだ。 こういった意見はアンケートの回答でも多かったようで、推しが出演する録画番組から、推しの出演シーンのみを気に抜く編集作業をしたことが「ある」と回答した中から、録画した番組の編集作業にストレスを感じたことが「ある」と答えた方は81.4%もいるという。 2024年度の全自動ディーガでは、ユーザーの編集作業によるストレス軽減を図るべく、番組編集機能をリニューアル。従来モデルから番組編集のUIを大きく刷新している。従来モデルでは、編集画面が小さかったため、再生画面や見出しがコンパクトなものになってしまっていたが、編集画面を全画面表示できるようになったことで、再生画面も見出しも拡大され見やすくなり、編集作業が捗るUIになったことを解説した。 「例えば午前中の情報番組に推しが出演していた際、ファンの間ではSNS上で推しが映った時間帯などを情報交換していたりすることがあります。従来までのUIでは番組画面の左上に表示される時計が見えなかったのですが、最新世代のディーガでは全画面表示が可能になったため、時計表示を見ながら編集できるようになり、より編集しやすくなっています」と、落合氏は新しいUIに推し活がさらに捗ることをアピールした。 またMAICOさんも「録画をたくさんしていくと容量が膨大になっていってしまうので、番組編集によって推しのシーンだけ残していきながら、HDDの容量を圧迫しないようにしていくのは、推し活の中でとても重要だと感じています。新しい全自動ディーガでは本当に編集がしやすくなっているので、効率よく推しの動画を残していけるようになっています」と、実際に最新の全自動ディーガを使用した感想をコメントした。 次に現在の推し以外に、新たな推しを作りたいと思うかというアンケートに対しては、「とても思う」が13.0%、「少し思う」が32.1%、計45.1%の回答者が、新たな推しを作りたいと思っているといった結果が出たという。 最新世代の全自動ディーガに搭載された、「AIおすすめ」と新機能「出演者おすすめ」が、新しい推しを作るのに役立つ機能として紹介。番組表の出演者や番組ジャンル、サブジャンルといったものが番組表のデータに含まれているが、これらの情報をユーザーの録画番組視聴の履歴から分析し、全自動ディーガからお薦めの番組や、ユーザーの嗜好に合った出演者のデータが含まれている番組を自動で紹介してくれるため、新たな推しとの出会いに直結すると謳う。 MAICOさんも推しを失った時に辛い思いをしたことがあるとのこと。「1つのグループが後に3つのグループに分かれて活動している方々を推しているのですが、そのなかで一旦活動休止したメンバーもいました。そういったときに “ロス” を感じましたし、心が寂しくなってしまったのですが、他のグループで活躍しているメンバーから力をもらっていました。推しを失ってしまった時、その穴を埋めてくれるような存在は、やはり新しい推しであることが多いので、こういった自身の嗜好にあった出演者が出ている番組などを紹介してくれると、新しい推しに出会える近道になりますし、 “ロス” から早く立ち直れますね」と、新しい推しとの出会いの重要性を明かしてくれた。 テレビで録画した番組を外出先で見られたらもっと推し活が充実しますか、という設問に「とても充実する」が28.6%、「少し充実する」が42.8%、計71.4%が充実すると回答した。 アプリ「どこでもディーガ」を使用すれば、外出先での録画予約はもちろん、録画番組の視聴、移動中にリアルタイムで放送番組を視聴することが可能だ。「いつでもどこでも推しを見たいので、移動時間も映像が見られるのは嬉しいですし、個人的には家の中でも使用しています」と、MAICOさんもヘビーユーザーであると明言した。 最後に、推し活にとって全自動ディーガの存在とはという問いに対し、落合氏は「救世主」と回答。「見逃してしまった、予約するのを忘れていた、出演しているのを知らなかったなど、推し活をしていて残念な気持ちになる瞬間がある。なにかにすがりつきたいという時に、全自動ディーガだったら解決してくれる。そんな『救世主』のような存在」と述べた。 MAICOさんは「信頼のおける相棒」と回答しており、「全自動ディーガがいてくれるだけで、安心して推し活をすることができるんです。推し活って、本当にやることが多いんですね。出演している番組をチェックする、番組を録画する、編集する、視聴する、ひとつひとつに推し活に最適な機能が入っているし、有意義な推し活を叶えてくれるんです」と、溢れる想いを語ってくれた。 また、アンケートの回答などを見ていくと、ディーガユーザーのなかでも男性アイドルに対して推し活をしている方が目立つ印象だという。全自動ディーガはもちろん、アプリ「どこでもディーガ」を活用しているユーザーも多く、そういった方々の声は今後のディーガの進化につながっていく可能性が高そうだ。
編集部:長濱行太朗