東京発のプレーンボディブランド「Knuu(ヌウ)」が提供する最高の“無地”とは
『Heavy Crewneck Sweatshirt』はTシャツ同様に身幅や肩幅など、シルエットにもこだわり、首から袖にかけての縫い目を少し後ろにずらしてあります。これは着たときに肩が盛り上がらず、きれいに着られるための仕様になっています。
スウェットパンツも、太すぎず、細すぎずの絶妙なバランスを探りながら作ったシルエットで、しっかりしている生地なので、
リラックス着としてはもちろん外出用としてもかなり向いていると思います」
Heavy Hooded Sweatshirtにこそ持たせた個性
さらに裏毛のアイテムで「Heavy Hooded Sweatshirt」がある。ここでも、プレーンボディブランドとして他にはあまりないこだわりが見られた。
「まず大きな特徴として、パーカーの紐がボディと同色の他にもう1本生成りのものがついてきます。パーカーの紐の色を着る側が選べるというシチュエーションは今までなかったと思うので、好きな方を選んで楽しんでもらえたらよいかと思います。
型違いで、お腹にパッチポケットがついたスタンダードなモデルと、サイドの縫い目に沿ったポケットをつけた『Heavy Hooded Sweatshirt - Seam Pocket(ヘビー フーデッド スウェットシャツ シームポケット)』のモデルの2つをご用意しています。
パッチポケットの分、パーカーはプリントを入れる面が小さくなってしまうということを、シームポケットにすることでTシャツやクルーネックスウェットと同様のグラフィック範囲を確保できるのが特徴です」
Knuuのアイテムはシンプルさのなかに一工夫がたくさん詰まっている。 それは糸や生地、色展開にして、ネイビー一色とっても“ナス紺”といって、ビンテージ感があり、他の色も古着で見られるカレッジスウェットのような雰囲気を表現している。 一見は無地のボディでも、知れば知るほど、ここまでのこだわりを持った無地のボディは他には見ないのではないのだろうか、さらにロゴやタグ、パッケージの細部に至るまで妥協しないその姿勢が、Knuuというブランドの持つ矜持なのだと思う。 [1]双糸: 糸には単糸と双糸という種類があり、単糸は紡績したままの1本の糸で、双糸は単糸を2本撚り合わせた糸のことをいう。肌触りの良さや、強度の高さなどが特徴。 [2]引き揃え: 引き揃え糸とは2本以上の糸を撚らずに並べて1本とする糸のこと。引き揃え糸は色の異なる糸を組み合わせることで、独特の表情を出すことができたり、細い糸を複数本まとめて編むことで、さまざまな太さの糸を作れたりするという特徴がある。 一見は無地のボディでも、知れば知るほど、ここまでのこだわりを持った無地のボディは他には見ないのではないのだろうか、さらにロゴやタグ、パッケージの細部に至るまで妥協しないその姿勢が、Knuuというブランドの持つ矜持なのだと思う。
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