東京発のプレーンボディブランド「Knuu(ヌウ)」が提供する最高の“無地”とは
超ヘビーウェイトな天竺
ここからは実際にKnuuのこだわりが詰まったアイテム作りを見ていきたい。まずは天竺を使ったアイテム「Heavy Crewneck T-Shirt(ヘビー クルーネック ティーシャツ)」と「Heavy Crewneck Long Sleeve T-Shirt(ヘビー クルーネック ロンクスリーブ ティーシャツ)」のお話から聞いていこう。
「一番の特徴というとヘビーウェイトな生地だと思います。一般的なTシャツだと、6.5オンスぐらいからヘビーウェイトといわれるのですが、Knuuの天竺は9.5オンスとかなり分厚くなっています。
専門的なお話をすると26番手(糸の太さ)の糸を2本撚り合わせた双糸[1]という糸で編まれた生地で、天竺では珍しい26番手の端番手を双糸で編むことにより、厚手で独特な風合いが出ます。
さらにTシャツは着ていくと斜行といって斜めに縮むことがよくあるのですが、Knuuのアイテムはそれが起こりにくいのが特徴となっています。
シルエットとサイジングは個性的になりすぎないように細部までこだわり、身幅は一般的なものより少しだけ大きく、肩も着たときに少しだけドロップショルダー気味になるように調整しました。この作業は本当に細部まで気を使って取り組みました」
こだわりの裏毛で作ったアイテム
天竺のアイテムに続いて、裏毛のアイテムも見ていこう。この素材では「Heavy Crewneck Sweatshirt(ヘビー クルーネック スウェットシャツ)」と「Heavy Sweatpants(ヘビー スウェットパンツ)」、そして2種類の「Heavy Hooded Sweatshirt(ヘビー フーデッド スウェットシャツ)」の4型のアイテムを作っている。この素材、アイテムについても引き続き伺っていこう。
「この裏毛は17.6オンスで、表糸と繋ぎ糸には裏毛では珍しい26番手の端番手を使うことにより、表面にはハードな表情が生まれます。また裏糸も8番手の端番手をあえて引き揃え[2]で編むことにより、密度の詰まった独特なパイル地が形成され、ソフトで膨らみのある風合いに仕上がっています。
【関連記事】
- 1990年代のアメリカ4大スポーツスタイルをルーツとする「Champion ACTION STYLE(チャンピオン アクション スタイル)」
- 「リバースウィーブ®」の1stモデルも忠実に再現! 「Champion(チャンピオン)」100年を超える歴史から掘り起こした「TRUE TO ARCHIVES(トゥルー トゥ アーカイブス)」とは?
- 世界で最初にスウェットシャツを作った「ラッセル アスレティック」がアメリカメジャースポーツとともに歩んだ歴史
- 100年以上昔と変わらぬ編み方で「made in CANADA」をつらぬく「gym master(ジムマスター)」のスウェット
- 吊り編み機への思いが作り出した、世界基準のスウェット「LOOPWHEELER(ループウィラー)」