富士山の通行料「2000円」――高い?安い? 知事「ラーメンですら…」 “弾丸登山”やトイレ問題も【#みんなのギモン】
日テレNEWS NNN
軽装などで山頂を目指す「弾丸登山」や混雑が問題になっている富士山。山梨県が対策として2000円の通行料を徴収する方針を示し、議論になっています。入山料が高い世界の名峰でも混雑でトイレ問題に直面する中、富士山はどうあるべきなのでしょうか。そこで、今回の#みんなのギモンでは、「富士山の価値はラーメン以下?」をテーマに、次の2つのポイントを中心に解説します。 【画像】新スポットに外国人観光客続々 約7000円の海鮮丼 高価格に「インバウン丼」の声も… 豊洲「千客万来」オープン ●富士山登山 2000円徴収? ●世界最高峰 排せつ物で汚染?
■年20万人超が登る富士山で通行料?
小野高弘・日本テレビ解説委員 「16日午前、東京・汐留からは、きれいに富士山が見えました。富士山に登ったことはありますか?」 鈴江奈々アナウンサー 「いつか登りたいと思いながらも、まだないですね」 辻岡義堂アナウンサー 「私は高校、大学、社会人と1回ずつ、3回登頂していますね」 小野解説委員 「多くの人が一度は行きたい、そして辻岡さんのようにリピーターもいます。この山に年間 20万人以上が登っています。富士山に登る人から、山梨県が通行料を徴収しようとしていて、今議論になっています」
■軽装も…「弾丸登山」をめぐる課題
小野解説委員 「なぜ2000円を徴収するのか。今、富士山で頭が痛い問題は、弾丸登山です。山小屋で休まず、外で仮眠しています。防寒具も持たず、軽い服装で山頂を目指す人が相次いでいます。Tシャツ、短パン、サンダルの人もいるほどです」 「こうした弾丸登山をする人は、山梨県の吉田口だけで3863人(去年7月~9月10日)という人数です。自己責任でやってください、と言っていられません。高山病や低体温症、疲労で遭難する人が相次いでいます。レスキューが必要になります」 鈴江アナウンサー 「真夏のものすごく暑い時期でも、外で寝泊まりするのは危険ですか?」 辻岡アナウンサー 「絶対にダメですね。本当に寒いですよ。ずっと強風が吹いていますから。絶対に防風素材のものは身につけていかないと危険です」