松本城近くにカヌレ専門店「Mimo」移転 焼き菓子やコーヒーも提供
カヌレ専門店「Cannele de Mimo(ミモ)」(松本市開智1)が松本城近くの「城町文庫 自習空間」内に移転オープンして1カ月が過ぎた。(松本経済新聞) 【写真】店舗外観 店舗面積は約5坪。販売はカウンターから行う。店主の緒形光萌さんは「今後はスタンディング席も設けて、その場で楽しんでもらえるようにしたい」と話す。 カヌレ(300円~)は、プレーン、コーヒー、シナモンなど定番8種類と、季節限定を用意。銅型で焼き上げ、生地作りから完成まで3日かけているという。「表面はカリッ、中はもちっとした食感になるように試行錯誤した結果、3日が一番好みだった」と緒形さん。カヌレのほか、フィナンシェなどの焼き菓子や、コーヒー(350円)などのドリンクも提供する。 緒形さんは2021年9月に夫婦で松本に移住。出産後、県内のイベントでカヌレを販売するようになった。昨年8月、松本市役所に隣接する「小さな複合店舗」に出店。オンライン販売も始めた。以前は製造スペースも含めて約2坪ほどで手狭だったことや、カヌレ以外の商品も扱いたいという思いもあり、倍以上の広さの同スペースへの移転を検討。松本城と旧開智学校校舎という2つの国宝の間にあるという立地も決め手になった。 移転後は観光客も多く、カヌレ発祥の地・ボルドーから訪れたという人も立ち寄ったという。「以前よりもお客さんと話す機会が増えて楽しい。観光客はもちろん、地元の方にもふらりと立ち寄ってもらえれば」とも。 営業時間は10時~17時。日曜・月曜・水曜定休。
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