【衆院選2024】自民党の”裏金事件”に揺れた「愛知3区」、5人立候補
ドタバタの選挙、たすきなど再利用
諸派の新人、大橋享氏(59)。 去年設立された政治団体「日本保守党」の党員です。 「皆さんが投票されたその自民党は、納得できるような政策・政治をしてきたでしょうか」(諸派・新 大橋享氏) 去年の愛知県議選に、地域政党「減税日本」から出馬するも落選。 今回は準備期間の短いドタバタの選挙のため、当時使った「たすき」などにテープを貼って再利用しています。 「いま後ろにある旗など前回の選挙に使ったものを、たすきも実は減税日本と書いてある。(テープを)貼っているだけ」(大橋氏)
減税と再エネ賦課金の廃止を訴える
大橋氏が訴えるのは、減税と再エネ賦課金の廃止です。 「日本を豊かに強く、豊かに体力をつけるためにはまず減税。減税をすれば皆さんの購買力が必ず上がる。そうすれば物が売れる、企業は力がつく。もう一つはエネルギー。再エネ賦課金は無駄なお金だと思う。日本には優秀な火力発電所があるのにそれを無視しているような政治、それではだめ」(大橋氏)
比例復活も含めて9回連続当選
「まっとうな政治を取り戻す。(政治の役割は)命を守り、生活を支えること」(立憲・前 近藤昭一氏) 立憲民主党の前職、近藤昭一氏(66)。 1996年の初当選から、比例復活も含めて9回連続当選。 環境副大臣などを歴任してきました。
街頭に立ってきた数は3000回近く
“裏金問題”に揺れた愛知3区。 過去何度も争ってきたライバルが去っても、戦い方は変わりません。 「相手の候補に投票した人もすべての人のために働くというのが、その選挙区で選ばれた政治家の役割。政治の信頼を取り戻すという意味で大事な選挙区だと思っている」(近藤氏) 約30年にわたる政治活動のなかで、近藤氏が街頭に立ってきた数は3000回近くにのぼるといいます。 「私が元々政治の世界に入ったときの思いは、今から31年前、あの時も政治とカネの問題だった。それを残念ながら未だに続けさせてしまっているという自己反省と、続けている自民党政治への怒り。政党助成金という制度もできたわけですから、より透明性が高い仕組みにして、その中でしっかりやっていくということだと思う」(近藤氏)