試合後に笑顔を見せた上田（ロイター）

＜ワールドカップ（W杯）北中米大会アジア最終予選：サウジアラビア0－2日本＞◇10日（日本時間11日）◇第3戦◇キング・アブドゥラー・スポーツ・シティー 【写真】上田綺世、モデルの妻との２ショット 　日本代表（FIFAランキング16位）が「鬼門」を難なく突破した。アウェーでサウジアラビア代表（同56位）と対戦し、MF鎌田大地（28＝クリスタルパレス）とFW小川航基（27＝NECナイメヘン）のゴールで2－0と下し、3連勝を飾った。勝ち点を9に伸ばし、C組首位を独走する。 　FW上田綺世（26＝フェイエノールト）は1トップで先発し、最前線で起点となり続けた。「ラフなロングボールも、チームで時間が必要な時に時間をつくる、前でタメを作るということは多分今後も求められるし、どこ行ってもそれは同じだと思う。それはできるようにしたいなと思います」と体の強さが光った。 　ポストプレーだけでなく、前半終了間際には反転からの鋭い左足のシュートでゴールを脅かした。「シュートチャンスは逃さないようにしていますし、味方を生かしつつも、逆にそういうチャンスは来ると思っているので逃さないようにしておます。あとはシュート精度と、もう1個運んでもよかった」と振り返った。 　過去勝てなかった鬼門の会場で勝利し、3連勝で首位を独走。W杯出場に向けて大きな白星を挙げた。「とにかくもう毎試合、毎試合、良い準備をして、自分たちの形に合わせて勝つというところ、そこに対して出た課題を修正しながら、次の試合に向けていくということの連続だと思っている」と気を引き締めた。