JAL、大谷選手描いたA350「DREAM SHO JET」披露 9/29から国内線
日本航空(JAL/JL、9201)は9月28日、米メジャーリーグ(MLB)ロサンゼルス・ドジャースに所属する大谷翔平選手をデザインした特別塗装機「DREAM SHO JET」(エアバスA350-900型機、登録記号JA08XJ)をお披露目した。29日に就航し、2026年3月ごろまで国内線で運航する。 【写真】大谷選手をデザインしたJAL「DREAM SHO JET」 機体後方に大谷選手をデカールで大きく描き、左右で異なるデザインとした。デカールの大きさは横が約19メートル、縦が約5メートルとなる。投入路線は羽田-札幌(新千歳)線や福岡線など、A350-900で運航している国内線で、初便は29日の羽田発札幌(新千歳)行きJL503便を予定しており、定刻で午前7時20分に出発する見込み。初便の乗客には搭乗証明書をプレゼントする。 DREAM SHO JETは、JALが27日から始めた夢に挑戦する若者を応援するプロジェクト「DREAM MILES PASS(ドリームマイルパス)」の一環。同プロジェクトは、JALが夢を追う若者に航空券を還元するもので、大谷選手が高校球児からMLBのトップ選手になるまでの総移動距離89万2440キロ分の航空券を提供する。 28日に羽田空港の格納庫で開かれた発表会で、JALの鳥取三津子社長は「JALグループは2018年から大谷選手をサポートしているが、前人未踏の50-50(フィフティ・フィフティ)の記録を達成され、その後も記録を更新されており、大変喜ばしい。大谷選手の活躍にインスピレーションを得て、移動が必要な若者たちを応援するDREAM MILES PASSプロジェクトをスタートさせた」とあいさつ。物価高や円安で渡航費用がかさむ中、若者の移動負担を支援していく取り組みの象徴として、DREAM SHO JETを就航させる。 発表会には、パリオリンピックの陸上女子やり投げで日本人初の金メダルを獲得した北口榛花選手と、フェンシング男子エペ個人で日本人として初めてフェンシング個人種目の金メダリストとなった加納虹輝選手のJALアスリート社員2人も出席。若者たちに夢を実現して欲しいと呼びかけた。
Tadayuki YOSHIKAWA