甲子園の仙台育英戦で習得した「頭で理解する」野球 東北福祉大の最速153キロ右腕・猪俣駿太が明かす“転機”
「絶対ドラ1」の目標掲げさらなる進化誓う
現在は速球だけでなく、高校時代に磨いた「テンポよく投げて試合をつくる」能力もアピール中。また実戦の中で変化球の精度に課題を感じ、6種類の変化球(カーブ、スライダー、カットボール、フォーク、スプリット、チェンジアップ)すべてを安定して使えるよう、握り方を模索しながら投げ込みを行っている。
「『絶対ドラ1』という思いを糧にして練習しています」。猪俣にとって大卒でのNPB入りは揺るがない目標だが、今は今月31日に開幕する秋のリーグ戦に向け闘志を燃やす。「春投げたので、相手に分析されると思うんですけど、それでも物怖じせず、いかに自分の投球ができるかが鍵になる。先輩の力も借りながら、4年生と一緒に全国にいきたい」と力を込めた。
(取材・文・写真 川浪康太郎)