【独自解説】2024年大変革 知らないと損! 大きく変わる暮らしのお金 定額減税の効果は疑問だが給付金は一定の効果あり NISAは政府の大盤振る舞い? 経済の専門家が解説
NISAを始めるにはNISA専用口座を開設するのですが、全ての金融機関を通じて一人一口座のみと決められています。 Q.一つの金融機関じゃないとだめなんですか? (加谷氏) 「今までの様に分散して持つことはできません。おそらく口座が集約されることになると思います」 Q.どうしたら口座を作れるのですか? (加谷氏) 「申し込みはコールセンターでも店頭でもかまいませんし、ネット証券の場合には、ほぼネット上で全部完結して口座を作ることができます」
金融庁のHPによる過去の投資データによると、同額の投資を定期的に行っていった場合、保有期間5年だと元本割れを起こすこともあります。しかし、保有期間20年だと収益率が2~6%に集約されるということで、長期間続けた方が元本割れのリスクは減ります。
NISAのモデルケースです。利回り年6%で月2万円を投資した場合、5年で元本120万円に対して積立金は140万円、10年で240万円で328万円、20年で元本480万円が924万円となっています。加谷氏によると、投資の大原則は「元本割れのリスクがある。生活の余裕のある範囲で」ということです。 Q.将来に備えようという人は、毎月決まった額を積み立てる方がリスクは低いのですか? (加谷氏) 「1年当たりの平均リスクは下がります。NISAはもともと長期的に積み立てで投資をしていくことを想定した制度ですので、短期で大金を得ようという人が使う制度ではありません。若い方が長期に老後の資金を作るために使うのが一番向いていると考えた方がいいと思います。私自身も個人的に30年こういう積み立て投資をしていますが、下がるときは下がりますが、我慢して続けていくと上がったときは大きな利益を得られた経験もしています。決して借金をしたり、貯金を取り崩したりせずに長い目線でコツコツするのがいいのではないでしょうか」 Q.儲かったら引き出すのも嬉しいですよね? (加谷氏) 「儲かったときにすごく感じると思いますが、税金を取られないというのが本当に大きいんです。昔の制度ですと利益が出たときに税金が掛かってしまって結構減ってしまうなと思うのですが、NISAだと非課税ですので気楽に売却できるので、そういう意味で非常に良い制度です」 (「情報ライブミヤネ屋」2024年1月15日放送)
【関連記事】
- 節分の日に飾る色鮮やかな縁起物「吉兆」づくり 世界遺産・熊野速玉大社 和歌山・新宮市
- 【激論バトル】「派閥なんか必要ない!」泉房穂前明石市長VS. 「派閥がダメなわけではない」石原伸晃元自民幹事長 安倍派の“裏金事件”巡って忖度なしの大激論
- 【本人生出演】すい臓がんの森永卓郎さん 新薬で劇的効果 がんと闘うことを決めたのは「森卓歌謡ショー」をしたいから? 竹中平蔵さんと“金網デスマッチ”も?
- 【独自取材】自民党・池田佳隆議員逮捕は他議員への“プレッシャー” 「どのように対応するか決断を迫られる状況」“政治資金パーティー問題”捜査に進展 今後の動きは?
- 【独自解説】法律や憲法の上に存在する“十大原則”とされる「掟」…内部協力者が告発する北朝鮮の“リアル”…大量の公開処刑や餓死者続出でも「北朝鮮に人権侵害はない」!?