【独自解説】2024年大変革 知らないと損! 大きく変わる暮らしのお金 定額減税の効果は疑問だが給付金は一定の効果あり NISAは政府の大盤振る舞い? 経済の専門家が解説
新紙幣発行後も引き続き現行の紙幣の使用は可能です。しかし、悪徳商法評論家の多田文明氏は「古い紙幣の交換や回収という口実を使った詐欺が起きる可能性は高い。警察を名乗るなりすましにも注意」といいます。 Q.「新紙幣に切り替えるためにこの口座に振り込んでください」という様な手口の詐欺は考えられますね? (加谷氏) 「そういうものが出てくる恐れは高いので繰り返しになりますが、お札は古くても使えますのでこの手の話には十分注意してください。焦る必要はありませんので、詐欺には気を付けてください」
新NISAは従来とどう違う?お得なのか?
2024年の1月から新NISAが始まっています。そもそもNISAとは、日本在住の18歳以上の人が利用可能な少額の投資制度で、利益が非課税というのが大きな特徴です。例えば、利益が10万円の場合、通常の投資ですと税金が2割引かれて8万円になりますが、NISAですと10万円が丸々もらえるという仕組みです。
新NISAが以前のものとどう違うかと言いますと、以前は「つみたてNISA」か「一般NISA」の選択性でしたが、新NISAは「積み立て投資枠」と「成長投資枠」の併用が可能となっています。年間の投資枠も「つみたてNISA」の40万円が「積み立て投資枠」では120万円に、「一般NISA」の120万円が「成長投資枠」では240万円と増えています。保有期間も決まっていたのが無期限に、非課税保有限度額も1800万円と大幅に上がっています。 Q.新NISAはかなり枠が広がっていますね? (加谷氏) 「日本政府は基本的に税金を取ることばかり考えているのですが、その政府からするとこれは本当に大盤振る舞いです。本気で投資をしようと考えているのなら、これを使わない手はないというくらい良い制度です。ただ、何故政府がこんなに大盤振る舞いするのかというのを考えると、公的年金の財政が悪化していて、この先2割くらい減額があるという予測があります。悪く解釈すると『これからは年金をたくさん払えないので、自己責任で頑張ってください』と政府が言っているようにも聞こえます」 Q.今の日経平均の株高の要因は海外投資家ですか? (加谷氏) 「それもあると思います。円安が進んでいるので株高という面がありますが、日本企業の経営改革への期待が高まっていて外国人投資家が来ているというのと、一部NISAを新規開設した人が買っている影響も大きいという専門家も結構います。いま、いくつか他の番組でこのNISAをテーマに呼ばれることがありますが、出演者の方で『NISA口座作りました』という人が多くいます。相当数の人が口座を作っているようなので、その“買い”が入っているのもあると思われます」
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