写真：ザイ・オンライン

　【米国株】ナスダック市場で特に注目したいのは、半導体企業の「アドバンスト・マイクロ・デバイセズ」と、巨大倉庫型スーパーでECサイトも成長中の「コストコ・ホールセール」！　 【図版】競合のウォルマートなどからシェアを奪うことに成功している「コストコ・ホールセール（COST）」のさらなる成長に期待！ ●ハイテク企業の「アドバンスト・マイクロ・デバイセズ」、 売上が好調に伸びる「コストコ・ホールセール」に注目！　 　米国のナスダック市場にはハイテク株が多く上場しているが、ハイテク株はトランプ新政権の政策が追い風となり、2025年も株価上昇が予想されている。一方、中国への依存度が高い企業などには逆風が吹く見通し。そのため、銘柄の見極めが大切だ。 　そこで以下では、ナスダック市場に上場する企業のうち、アナリストなどのプロが「買い」と診断している注目の2銘柄を紹介しよう(※株価と業績は12月4日時点。チャートはマネックス証券、業績データは「QUICK・ファクトセット」。最低購入額は1ドル=150円で計算。PER、ROE、配当利回り、配当性向は予想ベース。アナリストの診断は、左側が3カ月前の評価で、右側が今後3カ月間の評価)。 　一つ目の銘柄は、データセンター部門が業績を牽引するアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)だ。 　アドバンスト・マイクロ・デバイセズは、大量のデータ処理を可能にするAIアクセラレータなどを手掛ける企業。サーバー向けのGPUやPC向けのCPUで大幅な成長が続く。ゲーム向けが落ち込み、10～12月期の見通しが市場予想を下回ったが、利益成長は続いており、悪材料はない。 　続いて紹介するのは、ECサイトの売上が伸びているコストコ・ホールセール(COST)だ。 　コストコ・ホールセールは、会員制の巨大倉庫型スーパーを展開する企業。6～8月期の売上高は前年同期比で1％増。店舗売上は全体で5.4％増、eコマースは18.9％増で、競合のウォルマートなどからシェアを奪うことに成功している。株価は年初から約50％上昇しているが、今後のさらなる成長に期待できる。