吉田沙保里タックル→駒野友一PK成功 深い絆があふれる大爆笑の幕切れ演出／松井大輔引退試合
＜松井大輔引退試合：MATSUI FRIENDS6－12JAPAN DREAMS＞◇15日◇ニッパツ 今年2月に引退を発表した松井大輔（43）の引退試合が15日、ニッパツ三ツ沢球技場で行われた。自身は超豪華メンバーのパスを受け、計7得点。前日14日に中村憲剛の引退試合に参加した際、クライマックスを予告した通り、親友の駒野友一との深い絆があふれる大爆笑の幕切れもアシストした。 試合終了間際。女子レスリング金メダリストでタレントの吉田沙保里が、ペナルティーエリア内でMF香川真司に強烈タックル。吉田はレッドカードで退場となり、PKを獲得した。松井はキッカーに駒野を指名。大型ビジョンにはW杯南アフリカ大会のパラグアイ戦で、PKをバーに当て失敗した映像が流れる演出付き。駒野が鮮やかにネットを揺らし、会場の1万363人のファンを沸かせた。松井は「僕が小学校6年生から駒野とはサッカーをしてきた。本当は外しても良かったんですけどね（笑い）。彼はうまくなりましたね」とたたえた。 サッカーは「人と人とをつなぐツール」と言い切る。サッカーの育成年代のコーチとFリーグの理事長、今後はアスリート支援の会社も立ち上げる予定だ。「フットサルは技術の向上に役立つ。両方で相乗効果が出るようにやっていければ」。集った仲間とのつながりも含め、次の道を築き始めている。【岩田千代巳】
