このままではマズイ…。チェルシー、冬の放出候補(5)好不調の波が激しすぎ…。ベンチ外も稀ではないレフティー
直近の2シーズンはチェルシーにとって困難を極めるものだったが、今夏にエンツォ・マレスカが新監督に就任すると、再び強豪の一角として上位争いを演じている。多くの選手が新体制の戦力となれた一方で、アピールに失敗した選手もいる。今回は、来年1月にも出番を求めてチェルシーを去る可能性がある選手をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照
DF:ブノワ・バディアシル(フランス代表) 生年月日:2001年3月26日 24/25リーグ戦成績:1試合0得点0アシスト ブノワ・バディアシルはチェルシーが崩壊していた2022/23シーズンの後半戦に最終ラインの救世主として迎えられた。しかし、その半年後にブライトンからの期限付き移籍から復帰をしたレヴィ・コルウィルとのポジション争いに完敗してしまった。 このフランス人DFの評価が低いままなのは、試合によってパフォーマンスのムラが激しいからだ。相手FWを完封するような活躍をみせた次の試合であってもあっさりとした対応で失点に絡むなど、対人戦で怪しさを覗かせるシーンも少なくない。 現在の序列は、モナコ時代にコンビを組んでいたアクセル・ディサシと同じくカップ戦要員で、プレミアリーグでの出場機会はリバプールとの第8節の途中出場のみ。10月末の時点では負傷離脱がないにもかかわらず、すでに4試合もメンバー外となるなど、エンツォ・マレスカ監督の中での優先順位が低くなっているのは明らかだ。 バディアシルが定位置を確保するのに苦しんでいる中で、チェルシーは守備に課題を抱えており、近い将来にも新たなレギュラークラスのセンターバック(CB)を獲得するかもしれない。となれば、序列が低い余剰戦力の放出もマストとなり、オファー次第ではこの左利きCBが売却となる可能性もあるだろう。
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