巨人・大勢、新加入ライデルと共闘宣言「最初は少しモヤモヤしていたけど…力を合わせて日本一を」
昨季29セーブを挙げた巨人・大勢投手(25)が4日、故郷の兵庫・多可町(たかちょう)で開催された町民限定のトークショーに参加し、守護神の座を争うライデル・マルティネス投手(28)=前中日=との共闘を宣言した。 「最初は少しモヤモヤしていたけど、それも年が明けるまで。自分がフロントの立場なら、市場にあんなすごい投手がいたらとりに行くよな、と。力を合わせて日本一を取りたい」 チームは通算166セーブのマルティネスを4年総額50億円で補強。阿部監督はマルティネスを九回、大勢を八回に据えるプランを描いている。大勢は「負けたくない気持ちはある」と九回へのこだわりを隠さないが、「レベルが高い環境で野球をすることはいい経験。学ぶこともたくさんある」と切磋琢磨(せっさたくま)を誓った。 秘める思いも口にした。町民からメジャー志向を質問されると「プロである以上、高みを目指すのは当然。でも圧倒的な数字を残していないので、今すぐに行きたいとは言えない」と将来的な挑戦に興味を示した。12月は米大リーグ、カブスで昨季15勝を挙げた今永と合同自主トレを行い、学んだ右腕。地元の播州西脇成田山で引いたおみくじは「大吉」だったという。故郷で英気を養い、守護神奪取に挑む。(谷川直之)