GM、新たに60億ドル相当の自社株買いへ-EV事業の収益性が向上
(ブルームバーグ): 米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は新たに60億ドル(約9400億円)の自社株買い計画を承認した。電気自動車(EV)事業の収益性向上で、株主への利益還元が可能になっているという。
11日の声明によると、GMは昨年11月に承認した100億ドルの自社株購入を前倒しで完了した後に、新たなプログラムの下で「機動的に」自社株を購入する予定。旧プログラムで残る11億ドル相当の自社株買いは、今四半期末までに完了する見通しだという。
「当社は成長しており、EV事業の収益性を向上させながら、資本を効率的に投下している」とGMは説明。同時にガソリン式自動車事業でも改善が見られるとし、「株主に利益還元を続けることが可能になった」と述べた。
ブルームバーグ・インテリジェンスの主任株式ストラテジスト、ジーナ・マーティン・アダムズ氏によれば、S&P500種株価指数に採用されている企業のうち、GM以外に42社が今四半期に自社株買いを発表している。
原題:GM Approves $6 Billion Stock Buyback on Growth in EVs (Correct)(抜粋)
--取材協力:Anne Cronin.
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Rick Clough