「忠誠心は放棄されている」帰化選手を増やすサッカー中国代表に現地メディアも懸念を示す「過去にはとんでもない事件も…」
カナダ、米国、メキシコで共催される2026年のワールドカップ・アジア最終予選の組み合わせ抽選の結果、中国は日本と同じC組に入った。中国メディア『捜狐』は現地時間17日に、帰化選手を増やし続ける自国代表チームの問題について報じている。 同メディアは、「サッカー代表チームの帰化危機が再び起こり、以前あった(チームへの)忠誠心は今では放棄されている」と題して、ここ何年も帰化選手を増やし続けている中国代表に疑問を呈していた。 【画像】カタールW杯ワーストイレブンのフォーメーション 記事では、「アラン、フェルナンドなどは候補として比較的安全だが、他の帰化選手の将来は楽観的ではない。彼らは能力不足で選ばれないか、そもそも代表でプレーする気がない」と、そもそも代表として選ばれるレベルではない帰化選手やモチベーション面で相応しくない選手がいることを指摘。 そして、「帰化選手の問題は昔からあるし、過去にはとんでもない事件もあった」と述べた上で、「元広州恒大のリカルド・グラール・ペレイラは帰化したが、中国代表の資格を持っていない。ニコ・イェナリスは、練習に遅刻したために解雇された」と、これまであった帰化選手にまつわる事件を紹介していた。 最終的に、「全体として、代表チームの帰化計画は間違いなく多くの問題を及ぼしており、これはサッカー協会の管理と政策における未熟さを反映している」と自国の協会を批判した上で、「既存の帰化選手たちがこれからも頑張って代表チームに貢献してくれることを期待する。新たな方向性やチャンスを見つけて国の栄光を掴んでほしいと願っている」と、現在代表に選ばれている帰化選手については期待の言葉を送っている。
フットボールチャンネル編集部