佐野日大の『タイガー』和栗虎雅、打線引っ張る5打点 栃木大会決勝から2試合連続4安打「自信になる」【秋季高校野球関東大会】
◇27日 秋季高校野球関東大会1回戦 佐野日大6―5平塚学園(等々力) 関東大会は、川崎市の等々力球場などで4試合が行われ、8強が出そろった。11年ぶりのセンバツ出場を目指す佐野日大(栃木)は平塚学園(神奈川)に6―5で打ち勝って初戦を突破。4番の和栗虎雅(わぐり・たいが)内野手(2年)が4打数4安打5打点で打線を引っ張った。今春センバツを制した健大高崎(群馬)は霞ケ浦(茨城)にコールド勝ち。来春のセンバツ出場の当確圏の4強入りを争う準々決勝は、28、29日に行われる。 主砲が6得点すべてに絡んだ。佐野日大の和栗は5打点1得点。栃木大会決勝から2試合連続の4安打の好調ぶりで「決勝から調子が上がっていて、関東大会でも打てたのは自信になります」と胸を張った。 2点を先取された直後の1回に反撃開始の左前タイムリー。1点を追う3回には、三塁線を破る逆転の二塁打。5回にも左翼線に2点二塁打を放って、同点の8回は1死走者なしで逆方向の右へ三塁打で突破口。足をつりながらも、セーフティースクイズで本塁へ勝ち越しのヘッドスライディングを決めた。 名前は「虎雅」と書いて読みは「たいが」。阪神でもプレーした麦倉洋一監督(53)の指導を受けているが、由来はタイガースではなく、米プロゴルフのタイガー・ウッズ。父がゴルフ好きで、一緒にラウンドすることもある。 準々決勝の健大高崎戦に向けて「相手はいいピッチャーですが、チーム全体で食らい付いていく」と誓った。
中日スポーツ