群馬県桐生市、入退室管理システム「安心でんしょばと」を放課後児童クラブに一斉導入
ラインズ株式会社は、入退室管理システム「安心でんしょばと」が群馬県桐生市に正式採択されたことを2024年12月18日に発表した。同システムは、桐生市の放課後児童クラブ全17施設で、2024年10月より利用が開始されている。 【画像】ICカードを読み取り機にかざすと、保護者に入退室時刻が配信される(出典:ラインズ) 同システムの特徴は、児童の入退室時刻をリアルタイムで伝える「入退室メッセージ」機能と、施設からの通知を保護者に一斉送信できる「連絡メッセージ」機能を備えていることだ。ICカードを読み取り機にかざすだけで、入退室時刻が保護者に自動配信されるほか、管理画面で入退室時刻の確認が可能。 連絡メッセージ機能では、行事の予定や不審者情報、緊急連絡など、施設からのお知らせを一斉送信できる。送信するメッセージは配信日時を指定できるほか、グループ単位や個別配信、開封確認設定も可能だ。さらに、アンケート機能では回答が自動的に集計されるため、集計作業の負担を減らすことができる。 配信する連絡先は、保護者自身が登録する仕組みとなっており、施設で個人情報を登録・保持する必要がない。また、メールアドレスを登録する場合、施設ではデータを閲覧できないため、サーバーで実行するセキュリティ対策と合わせて、個人情報漏えいのリスクを軽減する。 桐生市が導入した同システムにより、約1,800人の児童が安全かつスムーズに施設を利用できるようになる。桐生市は、同システムによって児童の安全管理や保護者との連絡を強化するとともに、支援員や市担当職員の業務負担軽減と運営の効率化を図るとしている。 ラインズによると、同システムは全国80自治体・2,200施設以上の公立学童クラブに導入されており、約50万人以上のユーザーが利用しているという。 ●「安心でんしょばと」の紹介
こどもとIT,編集部