ダイバーシティ、気候変動、環境問題 楽天が年1度東京開催「スーパーナイター」で観客に示したスポーツの意義
イーグルスの守護神は、スポーツを通じた良い未来作りを自ら実践中
試合前には、今シーズンから守護神として活躍する、楽天イーグルスの投手キャプテンの則本昂大投手が取材対応した。楽天スーパーナイターのテーマについて問われると、 「一人一人がやりたいこと、目指したいものとか、なりたいものに向かって、進めるような環境作りというのがもっと整っていけば良いのかなと思います。小さなところでは、ゴミの分別や節水。個人でできることは小さいかもしれないが、一人一人やることで積み重なる。それは野球も同じ。一人一人がやれることをやっていけば勝てる。形は違うけれど考え方は同じ。プロ野球界が率先して広めていければ」 と答えた。さらに則本選手はスポーツを通じたより良い未来作りを自ら実践しており、その活動についても紹介した。 「成績流動型ですが『チャンス フォー チルドレン』という活動を団体と協力してやっている。まだまだ(活動)範囲が狭いので、もっと知ってもらいたい。経済的に困窮されている家庭に対して、給付金ではないが、チケットみたいなのを配布して、塾や水泳教室に通ったりとか体験できるものにたいして寄付している。それを去年、今年と数は限られていますが、球場に招待して、触れ合っています」 楽天はグループ内の他のスポーツチーム、サッカーJリーグのヴィッセル神戸(今年6月)、台湾プロ野球の楽天モンキーズ(7月)と、それぞれの公式戦で同様のテーマで冠試合を行い、今回の楽天イーグルスの試合と合わせて「スーパーサマーシリーズ」と題して実施した。イーグルスだけに留まらず、ヴィッセル、モンキーズでも行うことで、より幅広く多くの人たちが、楽天の掲げる「スポーツとともに、もっといい未来へ。A BETTER FUTURE TOGETHER」を考えるきっかけになっただろう。
大塚淳史