なぜ?増加する「犬の白内障」 いつまでも見える目でいるために飼い主にできることは?
年とともにかかりやすくなる目の病気といえば「白内障」。 動物でもかかるのをご存知でしょうか? 特にイヌは近年多くなっているといいます。 動物もいつまでも「見える目」でいたいはず・・・そのために飼い主ができることとは? 【写真を見る】なぜ?増加する「犬の白内障」 いつまでも見える目でいるために飼い主にできることは? 取材班が訪れたのは、鳥取県内に住む徳田さんご夫婦のお宅。 そこには、部屋の中をゆっくりと歩き回る、トイプードルの「ポロン」ちゃんの姿がありました。 ポロンちゃんは現在15歳。人間でいえば70代くらいの老犬で、4年前ある病気で手術をしたといいます。 ポロンちゃんの飼い主 徳田喜好さん 「白内障ですね。犬の白内障についてはあまり知らなかったです、自分ところの子がなってみて、そういうのもあるんだなと」 それまで元気だったポロンちゃん、ものにぶつかることが多くなり、目が急激に白く濁っていったといいます。 動物病院を受診すると、結果は右目が「白内障」、左目は「眼球ろう」という病気で、ほとんど見えていない状態でした。 徳田さんは白内障の手術をすることを選択しました。 ポロンちゃんの飼い主 徳田喜好さん 「不安があると外はやっぱり走らないです。だけどやっぱり見えてると走ってくれますね、元気よく。その姿を見ると、やっぱり手術をして良かったなと思って」 白内障とは、外からの光を集め、目の奥に光を届ける役目を果たす水晶体が濁り、見えにくくなってしまう病気です。 人間ではおなじみですが、実はイヌやネコなどの動物でも発症する病気なんです。 「だいぶきれいですよ」 「きれいですね」 「ずっときれいです?」 「あんまり目ヤニは出てないですね」 「鳥取大学農学部附属動物医療センター」。 高度動物医療を提供する地域の拠点動物病院で、眼科診療は11年前から始まり、県内で白内障の手術ができるのはここだけです。 白内障や緑内障、角膜炎など様々な目の病気で訪れる動物たち。 年間500件以上の診療があるといい、中でも近年、イヌの白内障が増えているといいます。