2カ月で-6kgに成功した医師が伝授! 勝手に内臓脂肪が落ちていく3つのメソッドとは!?【更年期世代の我慢しないで内臓脂肪が勝手に落ちるプロジェクト③】
MCTオイルは、スープやサラダなど、いろいろなものにかけて摂取を
では、MCTオイルはどのようにとるとよいのだろうか。 「MCTオイルは、無味無臭で和・洋・中、どんな料理にも合うので、スープやサラダ、パスタ、味噌汁、ご飯など、いろいろなものにかけてとりましょう。コーヒーや紅茶などのドリンクや、ヨーグルトや果物などにかけてもOK。 ただし、最初は1日小さじ1/2程度から始めましょう。 MCTオイルは腸内環境にも働きかけますが、BMIが高めで、今まで糖質を多くとってきた人や、脂質のエネルギー代謝がしにくい体質の人は、お腹が少々緩くなることがあるためです。そして体調を見ながら、1日に小さじ1/2を2、3回と増やしていきます。 内臓脂肪を燃やす効果を高めるためには、小さじ1/2を1日3回とれるようになるとよいと思います。それでも体調に問題がなければ1回の量を小さじ1に増やし、徐々に量を増やしていって1回大さじ1までなら増やしてOK。大量に摂取するのは避けましょう。 また、空腹時に摂取すると胃腸が刺激されて不快感が出る場合があるので避けてください。直接口に入れるのではなく、MCTオイルをなにかにかけてとることを意識して。 MCTオイルは、最近、小分けのパウチになっているものもあるので、持ち歩いて外食やお弁当などにもかけてとるのがおすすめです」
“かさ増し”や“置き換え”などで満足感を与えつつ、糖質量を減らそう
では、ふたつめの方法、“満腹フードを使ってラクに糖質を減らす”というのはどんな方法なのだろうか。 「MCTオイルをとると脂肪が落ちて代謝も上がるとはいえ、糖質を大量に食べていたらインスリンによって脂肪に蓄えられてしまうので、やはりとりすぎは禁物。そこでおすすめなのが、満足感を覚えながらも糖質をオフできる満腹フードです。 糖質を減らすには、ご飯やパンなどの主食を減らすのが最も手っ取り早い方法。そこでご飯やパンの量を減らし、別の低糖質な食材で量をかさ増しするのがおすすめ。例えば、お米1合に木綿豆腐1丁を混ぜて炊いた“満腹豆腐ご飯”などがおすすめ(作り方は下記参照)。炊いたら3~4回の小分けにして冷凍保存できるので、作り置きしておくと便利です。 ほかには、主食を減らす分、バナナやサラダチキンなどに置き換えるのもよい方法。バナナにすると100g当たりの糖質をご飯の4割も減らすことができます。また、玄米には食物繊維が白米の6倍も含まれていて血糖値が上がりにくいので、白米を玄米に変えるのもよいでしょう。食べにくく感じる場合は、白米と玄米を半々にして炊くのもよいと思います。 パンの場合は、白いパンでなくライ麦、パスタなら全粒粉のパスタと、食物繊維が多い茶色いものを選べば、血糖値が上がりにくくなります」 ◆満腹豆腐ご飯(作りやすい分量) 米1合を洗い、水を炊飯器の目盛りの1合まで入れ、大さじ1の水を捨てる。木綿豆腐1丁(300g)をそのまま炊飯器に入れ、通常通りに炊飯する。炊き上がったら、しゃもじで豆腐とご飯を混ぜ合わせる。