BMW、第3四半期は61%減益 中国の販売不振など響く
[6日 ロイター] - ドイツの高級車大手BMWが6日発表した第3・四半期決算は61%の減益となり、市場予想を下回った。中国の販売不振とブレーキシステムに絡む不具合が響いた。 ただ、調整後の通期の業績予想は達成可能としている。 オリバー・ツィプセ最高経営責任者(CEO)は「第3・四半期は非常に大きな課題に見舞われたが、第4・四半期は年間目標の達成に向け利益が増加する見通しだ」と述べた。 同社は9月、中国の販売不振や自動車部品大手コンチネンタルから供給を受けるブレーキシステムに絡む不具合を理由に通期の業績予想を下方修正した。 10月には第3・四半期の中国での販売が約3割減少したことを明らかにしていた。 第3・四半期の営業利益は17億ユーロ(18億2000万ドル)。前年同期の43億5200万ユーロから61%減少した。市場予想は18億ユーロだった。 売上高は324億ユーロで、前年同期の384億6000万ユーロから15.7%減少した。市場予想の343億ユーロを下回った。 同社は通期の営業利益率が6─7%になるとの見通しを改めて示した。