WSLでもその能力を遺憾無く発揮している清家貴子 [写真]＝Getty Images

　ブライトンに所属するなでしこジャパン（日本女子代表）FW清家貴子が、WSL（ウィメンズ・スーパーリーグ）における9月のプレイヤー・オブ・ザ・マンス（月間最優秀選手賞/MVP）に輝いた。 【動画】清家はデビュー戦でハットトリック達成！ 　今夏よりブライトンに加入した清家は、9月21日に行われたWSL第1節のエヴァートン戦に3トップの一角としてスタメン出場すると、即戦力として圧巻の輝きを放つ。まずはスコアレスで迎えた29分、敵陣右サイドでボールを奪い取ると、ペナルティエリア手前から相手GKの頭上を抜く見事なコントロールシュートを決め、移籍後初ゴールを記録。1－0で後半へ折り返すと、56分には左からのクロスをヘディングで沈め追加点をゲット。チームはその後PKで1点を加えると、75分には敵陣でルーズボールを拾った清家が、ドリブルで持ち運んでニア上を射抜く強烈なシュートを突き刺す。ハットトリックという圧巻のブライトンデビューを飾り、4－0での勝利に貢献した。 　29日に行われた第2節では、昨季のWSLを2位で終えたマンチェスター・シティと激突。清家だけでなく、マンチェスター・シティ所属のなでしこジャパンGK山下杏也加、MF長谷川唯、MF藤野あおばが先発した一戦は、1－0でマンチェスター・シティの勝利で終了。ブライトンは9月に行われたWSLを1勝1敗で終えたが、WSLデビュー戦で圧巻のパフォーマンスを見せた清家は、個人として名誉ある賞に輝いた。 　現在28歳の清家は三菱重工浦和レッズレディースで長らく活躍を続けており、2023－24シーズンはWEリーグのMVP（最優秀選手賞）、得点王、ベストイレブンの“個人3冠”を受賞。また、2019年10月にデビューを飾ったなでしこジャパンでは通算26キャップを誇り、昨夏に行われたFIFA女子ワールドカップオーストラリア＆ニュージーランド2023、および今夏開催のパリオリンピック2024にも出場していた。