分岐器を通過時に市電がまた脱線…九州運輸局がレールや車両など確認 鹿児島市 当面は臨時ホームで乗降
鹿児島市東谷山2丁目の市電谷山電停付近で3日発生した車両の脱線事故について、九州運輸局(福岡市)の職員が4日、現地調査をした。同局によると、職員2人が3日午後から入り、現場付近のレールや車両、過去の点検結果に異常がないかなどを確認した。鹿児島市交通局は原因について「調査中」としている。 【関連】市電、分岐器通過時にまた脱線、けが人はなし 8月にも別型の分岐器原因で脱線 鹿児島市交通局
事故は3日午後2時45分ごろ発生。交通局によると、終点の谷山電停へ向かっていた車両が約25メートル手前の分岐器を通過しようとした際に脱線した。 事故の影響で電車が電停に進入できず、客は当面の間、約40メートル手前の臨時ホームで乗り降りする。同局は原因を特定次第、試運転などを経て利用を再開させるとしているが、めどは立っていない。
南日本新聞 | 鹿児島