大阪駅に帰ってきたトワイライト「瑞風につなげる」
特別なトワイライトエクスプレス出発の瞬間 THE PAGE大阪
大阪駅にトワイライトが帰ってきた──。16日に専用団体臨時列車として運行を再開した「トワイライトエクスプレス」。同日朝、大阪駅を出発する際には大勢のファンらがつめかけ、その復活を祝福した。
定員40人という特別感のある列車
同社によると、客室の編成は人気の高かった「スイート」「ロイヤル」だけにしているという。また、食堂車やサロンカーも組み合わせており、定員40人という特別感のある列車として運行した。 大阪駅出発の際に行われた記念式典で、JR西日本の銕尾秀樹大阪駅長は「3月のラストラン後、多くのご要望も受け止めさせて頂き、2017年には走るホテル『瑞風』を運行する計画もしております」とあいさつ。「特別なトワイライトエクスプレスを利用いただき、お客様の笑顔、地域の皆様と一体となっておもてなしなどにも取り組んでいく」などと意気込みをみせた。
「約800キロ」を29時間かけて運転
運転区間は5~6月が「山陽コース」で、下りの場合は午前10時大阪を出発し琵琶湖1周、大阪から山陽線を走り翌日の午後3時に下関駅着。上りの場合は、午前10時に下関駅発で山陽線に沿って大阪へ。琵琶湖1周のあと京都駅に翌日の午後6時に到着予定となっている。 琵琶湖を一周。瀬戸内を走りぬけ、話題の観光スポット山口県へ向けて走行距離「約800キロ」を29時間かけて運転する。この特別なトワイライトエクスプレスの特別な点は、客室がすべて「スイート」と「ロイヤル」という点だ。豪華な設備で乗車できる。地元の食材も取り入れるなどしている。
おもてなしの精神で迎えられれば
食事の回数は朝食と夕食がともに1回、昼食が2回のセット。ディナーは人気の高いフランス料理をさらにグレードアップ。パンは神戸三宮の「サ マーシュ」、大阪上本町の「パリゴ」。デザートは兵庫県三田市の「エス コヤマ」、「京都北山マールブランシュ」などが協力する。 運転日は大阪・土曜発は5月が23・30日。6月が6・13・20・27日。下関・月曜発が5月は18・25日。6月が1・8・15・22・29日。7月からは山陽コースに加え、山陰本線を通るコースも設定予定となっている。 銕尾駅長は「特別なトワイライトエクスプレスを利用いただき、お客様の笑顔、地域の皆様と一体となっておもてなしなどにも取り組んでいく。もちろん次の瑞風につなげられるよう、おもてなしの精神で迎えられれば」などと話していた。