織物の産地で人気の「タフティング教室」。〈小川染色〉の糸でオリジナルのラグをつくろう
盛り上がりをみせる〈繊維の町・一宮〉
「尾州は、木曽川や濃尾平野のめぐみを受け、古くから毛織物産地として知られてきた歴史があります。現在では、高齢化も進み、産業自体が縮小していますが、そういった状況のなかでも、技術を引き継いできた職人さんと交流したり、質の高い織物に触れたりする時間を通して、伝統的なものづくりの良さを感じてもらえると思っています」と中村さん。 タフティングの仕事をはじめてから、SNSなどを通じて仲間ができたり、尾州織物を盛り上げようとしている地域の方々と知り合ったり、ものづくりにおいても、新たな広がりを見せているといいます。最近では町を活性化するイベントにも呼ばれ、〈繊維の町・一宮〉が、盛り上がってきているのだとか。 今後は、タフティング仲間が集まれるイベントも開催していくという中村さん。個々の色を組み合わせることで生み出される美しいタフティングのように、人々が緩やかにつながりながら、新たな世界が広がっていきそうです。 information 小川染色 住所:愛知県一宮市奥町字風田23 TEL:0586-62-1241 WEB:小川染色 タフティング体験教室 Instagram:@ogawa_sensyoku ワークショップ体験料金: ・ラグ30センチ×30センチ (時間目安:約3時間) 13,200円 ・ラグ40センチ×40センチ (時間目安:約4時間) 16,500円 ・ラグ50センチ×50センチ (時間目安:約5時間) 22,000円 ・タフティングミラー 30センチ × 30センチ (時間目安 約2時間) 16,500円 writer profile Naomi Kuroda 黒田 直美 くろだ・なおみ●愛知県生まれ。東京で長年、編集ライターの仕事をしていたが、親の介護を機に愛知県へUターン。現在は東海圏を中心とした伝統工芸や食文化など、地方ならではの取り組みを取材している。食べること、つくることが好きで、現在は陶芸にもはまっている。 【コロカルニュース】とは? 全国各地の時事ネタから面白情報まで。コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。