「ちょっとでもお金になったら...」春は買い取りの季節!?使用済みの口紅、ダイヤの指輪、金歯...モノを整理して新生活へ 専門店は活況!
金色の小さな粒と三角の破片 鑑定士が調べてみると…
福岡出身の渋田さんは、転勤で去年1月、関西に来たといいます。 (鑑定士 渋田啓介さん)「(Q関西っぽいなと思ったお客さんは?)やっぱり、アメをくれるおばちゃんとか。買い取り金額をお渡しして、荷物を台車に置いて帰ろうとしたときに、『アメちゃん~』みたいな感じで渡されて」 関西人の温かさにも触れた渋田さんが続いて向かった先は、母と娘と孫の三世代で引っ越してきたばかりだというお宅。実は、引っ越し前にも出張買取を利用しましたが、まだまだモノが出てきたため、再び渋田さんに出張を依頼しました。 (依頼者)「こっちの段ボール箱に入っていたのは娘の分で、こっちのは母。私は引っ越し前にほとんど(買い取ってもらった)」 洋服やテレホンカードなど、整理したいものが山積みです。査定が進む中、お母さんがおもむろに部屋の奥に。持ってきたのは、小さながまぐち。中にはさらに小さな袋が入っていました。 (依頼者)「こんなんが出てきたんやけど、何かわかれへん」 (渋田さん)「ちょっとお調べしてよろしいですか?」 出てきたのは、金色の小さな粒と三角の破片。 (鑑定士 渋田啓介さん)「メッキアクセサリーとかって磁石の反応があって、磁石にくっつくんですよ。金だと磁石の反応がないので、(これは)やっぱり金です」 (鑑定士 渋田啓介さん)「(Qこれは何ですか)“金歯”です」 (依頼者)「(Qお母さんがつけていた金歯?)そうだと思うんです」 お母さんの金歯は、1000円の買値が付きました。一方、三角の破片は、50~60年前にお母さんが歯医者で働いていたころに使っていた金歯の材料かもしれないそうです。 (渋田さん)「これ(三角の破片)は、純金です」 (依頼者)「純金!?」 (渋田さん)「金の純度100%です。これだけで買い取りになると2万円くらいです」 (依頼者)「おお~、2万円(笑)。すごい」 忘れられていた“金”が、“お金”に変わりました。最終的に出た買い取り合計価格は、2万9700円。 (依頼者)「引っ越しってめちゃくちゃお金かかるから、ちょっとでもお金になったほうがいいかな」