WBA世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦などのポスタービジュアル

プロボクシングの元WBA、IBF世界スーパーバンタム級統一王者で、現WBA世界同級1位のムロジョン・アフマダリエフ（29）＝ウズベキスタン＝が、12月14日（日本時間15日）にモナコ・モンテカルロで、WBA世界同級暫定王座決定戦として同級13位のリカルド・エスピノサ（27）＝メキシコ＝と対戦すると27日（同28日）、主催の英興行大手マッチルームが発表した。 【写真】4団体世界スーパーバンタム級統一王座のベルトを持ち撮影に応じる井上尚弥 アフマダリエフは4団体世界スーパーバンタム級統一王者の井上尚弥（31）＝大橋＝への指名挑戦権を持ち、井上に挑戦を受けるか、王座返上を求めて訴訟も辞さない構えを見せていた。井上は12月24日に東京・有明アリーナで、IBF、WBO1位のサム・グッドマン（26）＝オーストラリア＝の挑戦を受けることを24日に発表。WBAはアフマダリエフが暫定王座決定戦を闘うことを承認した。WBAは勝者同士の王座統一戦を義務付けるとみられる。 WBA、IBF統一王者だったアフマダリエフは昨年4月に米テキサス州サンアントニオで、マーロン・タパレス（フィリピン）の挑戦を受け、1―2の12回判定負け。王座から陥落した。同12月に米アリゾナ州グレンデールでWBA世界同級挑戦者決定戦を闘い、ケビン・ゴンサレス（メキシコ）に8回TKO勝ちした。それ以来、約1年ぶりの試合となる。 エスピノサは2019年4月に米カリフォルニア州カーソンで、WBO世界バンタム級暫定王座決定戦を闘い、ジョンリール・カシメロ（フィリピン）に12回KO負けして以来、2度目の世界戦。昨年8月に来日し、那須川天心（帝拳）のボクシング2戦目に向けたスパーリングパートナーを務めた。 プロ戦績はアフマダリエフが13戦12勝（9KO）1敗、エスピノサが35戦30勝（25KO）4敗1無効試合。