【MLB】ドジャースが10得点の快勝でWS進出に王手 大谷は先頭弾&3四球 マンシー12打席連続出塁のPS記録
リーグ優勝決定シリーズ第4戦【ドジャース10-2メッツ】@シティ・フィールド
日本時間10月18日、ナ・リーグ優勝決定シリーズの第4戦がメッツの本拠地シティ・フィールドで行われ、2勝1敗でリードして迎えたドジャースが序盤から優位に進めて10対2で快勝。シリーズ3勝1敗とリードを広げ、ワールドシリーズ進出に王手を掛けた。ドジャース2番手のエバン・フィリップスに白星が記録され、メッツ先発のホセ・キンタナが黒星を喫している。 【動画】大谷翔平の先頭打者アーチでドジャースが先制 ドジャースが山本由伸、メッツがキンタナの両先発で始まった試合は、千両役者の一発でいきなり動き出した。1回表、この日も「1番・DH」でスタメン出場の大谷翔平がこの試合の先頭で打席に立つと、2球目を捉えてライトスタンドへ豪快な先頭打者アーチ。今ポストシーズン走者なしの場面では22打数ノーヒットだった大谷に待望の当たりが生まれてドジャースが幸先よく先制に成功した。 一方負けられないメッツも直後の1回裏にマーク・ビエントスのソロホームランで反撃に出る。しかし、先発のキンタナが立ち直れず、3回表にトミー・エドマンとキケ・ヘルナンデスの連続タイムリーを許すと、4回表にも二死1・2塁のピンチを招いてしまいここでノックアウト。この場面で登板した2番手のホセ・ブットーがムーキー・ベッツに2点タイムリーを許してしまい、前日同様に本拠地で苦しい展開となった。 援護をもらったドジャース先発の山本は決して好調とは言えない内容ながら、リードを許すことなく試合を作る投球を見せる。連打と四球で迎えた3回裏一死満塁のピンチを併殺崩れの1失点にとどめるなど、4回まで67球と球数こそ要したものの、粘りのピッチングで相手に流れを渡さなかった。結局山本は4回1/3、73球を投げて被安打4、与四球1、奪三振8、失点2で降板。完璧な内容ではなかったものの、大舞台で役割を果たしている。 試合はその後6回表にもベッツの2ランホームランで7対2とリードを広げたドジャースが、8回表にも3点を奪い二桁得点を記録するなど最後まで猛攻を披露。ベッツが4安打4打点をマークしたほか、マックス・マンシーが単一ポストシーズンの最長記録となる12打席連続出塁をマークするなど打線全体が好調をキープしている。先頭打者弾を放った大谷もその後さらに3四球を選び、計4出塁の活躍。3打数1安打1本塁打1打点で今ポストシーズンの成績を打率.235、3本塁打、9打点、OPS.895とした。2020年以来チーム4年ぶりのワールドシリーズ進出へ、4試合30得点とドジャース打線が驚異の打棒を見せている。