介護医療院を見学する際の5つのポイント 月額費用の話は具体的な数字で確認を
2.居室(療養室)は多床室が一般的
介護医療院の居室は、2~4人の多床室が一般的です。室内は、パーティションや家具で室内を仕切られており、入所者のプライバシーが確保されています。 1人あたりのスペースは、病院の多床室よりも広い約8平方メートルですが、居住空間としては狭いと感じるかたもいるかもしれません。個室が設置されている施設もありますが、数が限られているため、希望しても利用できない場合があります。 ★注目 プライバシーを重視したいかたや、他の人の生活音が気になるかたは、個室の有無やその数を確認すると良いでしょう。
3.レクリエーションやイベントの充実度
レクリエーションやイベントの充実度は、施設生活の満足度にもつながるため、施設を選ぶ際の大切な判断材料となります。 しかし、介護医療院は、特別養護老人ホーム(特養)などと比べると、レクリエーションやイベントの回数が少ない傾向にあります。 ★注目 見学時には、どのような活動が行われているのか、また頻度や内容も聞いてみましょう。
見学時にチェックしたい5つのポイント
チェックすべき項目を確認していこう。
1.リハビリテーションの充実度
介護医療院のリハビリ体制は施設によって異なるため、見学時にしっかり確認することが大切です。 理学療法士、作業療法士といったリハビリ専門職が在籍しているか、その人数や経験年数も含めてチェックしましょう。また、リハビリ室の広さや器具などの設備が十分に整っているかも確認します。リハビリの実施頻度や1回あたりの時間も聞いておくと良いでしょう。
2.費用の質問は具体的に
介護医療院では、基本料金に加えてリハビリや特定の医療行為に対して追加料金が発生する場合があります。月額費用が高額になる場合もあるため、見学時に具体的な費用を確認することをおすすめします。 また、介護医療院では、所得に応じた軽減措置が受けられます。費用面が心配というかたは、これらの制度について担当者に尋ねておくと安心です。
3. スタッフの対応
施設スタッフが入所者や家族にどのように接しているかも確認すべきポイントです。入所者への声かけや表情、介助の際の配慮が行き届いているかをチェックしましょう。さらに、スタッフ同士のコミュニケーションの様子も見ておくと良いでしょう。雰囲気が良い施設は、入所者が安心して過ごせる環境が整っていることが多いです。