【ラグビー】日本代表パリ入り、SH小山大輝「1つの仕事で終わらせない」10日敵地フランス戦
ラグビー日本代表(世界ランク14位)は9日(日本時間10日午前5時10分)、欧州遠征「リポビタンDツアー」初戦のフランス(同4位)戦(サンドニ=フランス競技場)を迎える。 3日(日本時間4日)は同国のブリーブからパリ入り。SH小山大輝(30=埼玉パナソニックワイルドナイツ)がオンライン取材に応じ「個々で負けると組織も一気に負けてしまう。一番は個々で1人に対して、ディフェンス2人で止めにいく。1つの仕事で終わらせないことが大事」と意識を高めた。 10月26日の世界ランク3位ニュージーランド戦(日産スタジアム)は19-64で大敗。前半20分まで12-14と食い下がったが、5連続トライで引き離され、前半で12-43と主導権を握られた。旗印「超速ラグビー」を攻撃で体現する意識は持ちつつ、キックも有効に使いフランスに挑んでいく。 自身は10月31日に30歳の誕生日を迎え、仲間からフルーツの盛り合わせで祝福された。欧州遠征中のため「日本の方が(時間が)先に進んでいる。先に誕生日メッセージが着たりして、不思議な感覚」と笑わせつつ「みんなに祝ってもらえて、すごくうれしかったです」と喜んだ。フランス戦の会場となるフランス競技場(スタッド・ド・フランス)は8万人規模の収容が可能で、23年W杯フランス大会の開幕戦や決勝、24年パリ五輪(オリンピック)の閉会式などが行われた。アウェーの雰囲気が想定されるが「歴史あるスタジアムで試合ができることはありがたい。とにかく自分たちにフォーカスしたい」と引き締めた。【松本航】