「どういう線を引いたら…」鹿島の指揮官が浦和戦のジャッジに言及。VARでのオフサイド判定に「納得がいくものではなかった」
80分に柴崎のスルーパスから仲間がネットを揺らすが…
鹿島アントラーズは8月17日、J1第27節で浦和レッズとホームで対戦。3万3295人の観客が詰めかけた熱戦は、両チーム譲らず、0-0の引き分けに終わった。 【PHOTO】浦和戦で大声援で選手を後押しした鹿島アントラーズサポーター! 鹿島のランコ・ポポヴィッチ監督は、「開始から試合終了まで、私は素晴らしい試合ができたと思います。今季戦ってきたなかでも、タフな試合のひとつに当てはまる。結果は0-0でしたが、非常に見応えのある試合だった。やるべきことをしっかりとやれた試合だと思う」と評価した。 一方で、「もちろんミスは誰にでもある。ただ、私が見たかぎりでは納得がいくものではなかった」とし、80分に鈴木優磨、柴崎岳とつなぎ、最後は仲間隼斗がゴールネットを揺らした場面に言及。仲間のシュートが決まったかに思われたが、VAR介入の末にオフサイドの判定となった。 「私が小さい頃、学校に通っていた時は、ものさしで直線をキレイに引けていた。今はテクノロジーが発達しているわけですが、どういう線を引いたらVARでオフサイドに引っかかったのか分からない」 指揮官は不満を露わにしたものの、「スタジアムの雰囲気、サッカーの質も含めて、注目のカードに値するものが見せられた」とチームの戦いぶりに胸を張った。 取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)