【分析】レッドブルは2024年マシンRB20が抱える問題の、決定的な証拠を見つけたのか?
マイアミGP以降のRB20アップデート内容
■マイアミGP パフォーマンス:エッジウイング・サポートブラケット(エッジウイングの金属製サポートを削除) ■エミリア・ロマーニャGP パフォーマンス:フロントウイング(エンドプレートの形状、全てのフラップの弦長、ノーズ内側のセクションを変更) パフォーマンス:ノーズ(前述のフロントウイングの変更に合わせて、カメラの取り付け位置も変更) パフォーマンス:フロア&エッジウイング(エッジウイング前のフロア上部のセクションを最適化し、エッジのシェディングストレーキ/巻き上げられるようになった部分をスクロースセクションに再配置) サーキット・スペック:リヤブレーキダクト(複数のダクト出口の形状を変更し、隣接するウイングレットを最適化) ■モナコGP サーキット・スペック:フロントブレーキダクト(低速サーキットに対応するため、開口部を拡大) サーキット・スペック:トップウィッシュボーンフェアリング(ステアリングの舵角を増やすため、フェアリングに切り込みを入れた) サーキット・スペック:ビームウイング&リヤウイング(ダウンフォース構成の強化) ■カナダGP サーキット・スペック:フロントブレーキダクト(冷却出口の拡大。幅を広げ、高さも増した) サーキット・スペック:リヤウイング(ダウンフォースレベルを引き上げるための、新しいフラップ形状) ■スペインGP パフォーマンス:サイドポンツーン(今後のレースに向けて、ボディワークとインレットのサイズと形状を変更) パフォーマンス:フロア(サイドポンツーンの変更に伴い、連動するように変更) パフォーマンス:ビームウイング&リヤウイング(翼端板の下部1/4が拡大され、許容されるボックスの領域でより多くのスペースを占めるようになった。その結果、ビームウイングも拡大された) ■オーストリアGP: アップデートなし ■イギリス パフォーマンス:フロア&エッジウイング(側面衝撃吸収構造の周囲のフロアを再設計し、エッジウイングを有効活用できるように変更) ■ハンガリーGP パフォーマンス:フロントウイング(4枚のフラップ全てを変更し、ダウンフォースを増加) パフォーマンス:ロワウィッシュボーンフェアリング(改良されたフロントウイングに合わせ、ウイッシュボーンのフェアリングも変更。下流の流れが改善された) パフォーマンス:エンジンカバー&ヘイロー(エンジンカバーが狭くなり、ショルダー部分が高くなったため、ヘイローとエアボックスの間に、損失を補うための、新しい上部吸気口が必要になった。エンジンカバーのボディワークの変更に対応するために、ヘイローのフェアリングにも調整を加えた) パフォーマンス:リヤブレーキダクト(アッセンブリー内およびアッセンブリー周辺の気流を改善するため、エンドフェンスのジオメトリを変更) ■ベルギーGP アップデートなし ■オランダGP パフォーマンス:ヘイローウイングレット&ウイングミラーステー(構造物を囲む空力的なパーツは、下流域の気流に影響を与える手段としてよく使われる。そのため、数レース前に行なわれた他の変更に合わせて、この部分も変更する必要があった) サーキット・スペック:リヤ冷却用開口部(ハンガリーGPで投入されたよりタイトなエンジンカバーに対応するため、リヤの冷却用ボディワークが小型化された) ■イタリアGP サーキット・スペック:フロントウイング(空気抵抗削減のため、フラップの弦長を短縮) サーキット・スペック:リヤウイング(空気抵抗削減のため、上部フラップの後端をトリミング)