「トイレで手を洗うのをやめた」パリ五輪で明るみになったセーヌ川の汚染問題。“トンデモ行動”に米選手が踏み切ったワケ
パリ五輪・競技会場セーヌ川の水質問題で、男子の競技が延期となっていたトライアスロン。大会組織委員会は、最新の水質検査の結果が基準をクリアしたと発表し、7月31日に競技を実施した。 【画像】史上初めて競技場外で行なわれたパリ五輪開会式の名場面を厳選ショットでお届け! 世界トライアスロン大会規則によると、「水100ミリリットルあたりの大腸菌コロニー形成単位(CFU)が1000を超えた場合、医療委員会がゴーサインを出さない限り、トライアスロンの水泳は中止しなければならない」という。 英大衆紙『The Sun』は、「セーヌ川の水質はオリンピック開催を機に改善を進めてきたが、雨によって生活排水が流れ込み、基準値を超える大腸菌が検出される日々が続いていた」と報道。「パリ五輪に出場するトライアスロンの選手たちは、それぞれの国で金メダルを獲得するために、汚染度の高いセーヌ川で泳ぐ準備をしている」と伝えた。 そうしたなか、驚きの行動に出たスターがいる。トライアスロン男子米国代表のセス・ライダーだ。同メディアは彼が語ったコメントをこう紹介している。 「大腸菌にさらされる可能性が十分にあることはわかっているよ。だから僕は、日常生活で大腸菌に触れることで、自分の大腸菌の許容範囲を引き上げようとしているんだ。だから、その対策のひとつとして、トイレで手を洗うのをやめた」 なお、同競技に出場したセス・ライダーは1時間47分53秒で29位だった。 構成●THE DIGEST編集部
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