キャンプでの2つの新しい試みは定着するか【川口和久のスクリューボール】
遅いスタートは賛成
巨人が導入したアーリーワーク
春季キャンプも終盤になった。個々の選手以外で大きな話題になったのが、西武のキャンプインが2月6日だったことと、巨人のアーリーワークだ。 西武がスタートを遅らせたのは、今年はWBCで開幕が1週間程度遅れることもあってという。メジャーのキャンプインは2月20日前後が多いから、メジャー経験のある松井稼頭央新監督の考えもあったのだろう。 俺は賛成だ。昭和の時代、選手はオフにゴルフくらいしか体を動かしていなかったから、多少、体をいじめる期間は必要だったが、今はオフも練習を継続している。ほかの選手にあおられ、ついついオーバーペースになりがちのキャンプが長くなると、逆にケガのリスクもあるからだ。 キャンプが長いと、それだけ球団もお金がかかる。今は本拠地の室内練習施設も充実しているから、今後、スタートを遅らせる球団は増えていくかもしれないね。 もう一つ、巨人のアーリーワークは・・・
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週刊ベースボール