いわき市議選、全年代で投票率低下 10、20代は2割台で低迷
任期満了に伴い9月に行われたいわき市議選(定数37)の年代別投票率が、10~80代以上の全ての年代で4年前の前回を下回った。特に10代、20代は2割台と低迷した。市選管は若年層の投票率向上が投票率向上には不可欠とし、中学、高校生に対する主権者教育の講義内容の改善などを検討する考え。 年代別投票率は、10代が29.30%(前回比3.35ポイント減)、20代が21.53%(同3.58ポイント減)、30代が30.01%(同2.68ポイント減)、40代が36.52%(同3.83ポイント減)、50代が42.62%(同5.15ポイント減)、60代が51.72%(同4.23ポイント減)、70代が55.47%(同4.47ポイント減)、80歳以上が39.59%(同2.04ポイント減)だった。 全体投票率は41.28%で、前回(44.77%)から3.49ポイント減少して過去最低だった。市選管は行政や議会が身近に感じられる情報発信不足などにより、有権者の政治離れが進んでいることが低投票率につながったとみている。 12日に行われたいわき市議会12月定例会の一般質問で、議員の質問に市選管委員長が答えた。
福島民友新聞社