ひろゆきが考える“成功するプレゼン”とは…「こいつはダメだ」と思われない言い方
仕事やプライベートで「なぜかうまくいく人」は、どんな言葉を使っているのか? 実は賢い人ほど、相手から期待通りのリアクションを引きだす「ズルくてうまい言いまわし」を日頃から駆使している。 どんな言葉を使えば物事がスムーズに進むのか? 様々なシチュエーションごとに「ダメな言い方」「うまい言い方」を解説した、ひろゆき氏の新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』から、テクニックの一部を紹介しよう。
事業に出資してもらうプレゼン方法
副業で始めた事業が絶好調で独立をもくろんでいる。とはいえ、先立つものは必要。興味を持ちそうな投資家に出資をお願いしたいと考えているが、ヘタなプレゼンをすれば「こいつはダメだ」と思われかねない。どんなお願いの仕方をすればお金を出してもらえるだろうか。
根拠がない“煽りプレゼン”は、投資詐欺の誘い文句と一緒
副業で始めた事業を法人化するなど、最近は会社員でもサイドビジネスで起業する人が増えてきています。ただ、事業を拡大しようとなると資金が必要です。自己資金でやるか、銀行や自治体から借りるのが普通ですが、エンジェル投資の税制優遇なんかもあって個人から出資をしてもらうっていうパターンもあったりします。 でも、人にお金の無心をするのはなかなか言い出しにくいもの。当然、投資なのでリターンを受ける可能性もあれば、“溶ける”可能性もありますから。 とはいえ、手掛けている事業が成功する理由を説明できず、「お金を出してください!」と言う覚悟がないくらいなら、そもそも人のお金を預かろうなどと思わないほうがいいです。投資家には損をすることがわかっていてお金を出すバカはいません。 例えば、飲食店は立ち上げから3年以内に70%、10年になると90%が廃業すると言われています。席数と営業時間によって売り上げの天井が見えるので、長期的に利益を高め続けるのが難しいからです。もちろん店舗を増やすといった事業拡大もありますが、増えた店舗も撤退リスクが高いので、投資としては高リスク・低リターンな手法だったりします。 それなりの上場企業に投資すれば2~4%ほどの配当利回りがあるなかで、「飲食店に投資したい」と考える人は、その道に相当詳しいか、ハイリスクをとれる資金を持っている人だけです。もし僕が出資のお願いをされたら、どんな業種であっても付き合いくらいでしか出資はしません。