日経平均急騰でも保有株が上がらない投資家がとるべき策
日経平均は33年ぶりの高値まで上昇。なのに、自分の保有株は全然値上がりしていない――。そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか(撮影:尾形文繁)
長らく横ばいの動きが続き、ストレスのたまる状況だった日経平均株価。ところが、ゴールデンウィーク明けから急騰し、2021年9月につけた高値3万0795円78銭を突破。5月23日には一時3万1352円53銭まで上昇しました。これを主導しているのは間違いなく海外投資家であり、彼らは4月以降、日本株を3兆6000億円ほど買い越しています。 ところが、同時期のダウ平均株価を見ると、とくに5月に入ってからは、まるで日経平均株価と裏表のように下落しています。 投資マネーがグローバル化した現代、程度の差こそあれ、世界各国の株価の方向性はほぼ同じになるのが通常です。とりわけ、日経平均はダウ平均と同じ方向に動くことが当たり前という感覚を、筆者も当然のごとく持っています。 確かに円安が同時に進行しているため、ダウ平均より日経平均のほうが上がりやすい状況ではあります。それでも、足元で生じている「日経平均上昇、ダウ下落」という動きには非常に違和感を持ちます。
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足立 武志