「なんか体調悪い」の原因コレかも。「寒暖差疲労」になりやすい人の10の特徴
不調になりやすい“トリプル寒暖差”とは?寒暖差疲労対策の「3つのポイント」
最後に、久手堅先生が「効果的な寒暖差疲労対策」として3つのポイントを教えてくれました。チェックリストで寒暖差疲労の可能性が高かった方もそうでない方も、これから心地よく秋を過ごすために、以下のことを生活に取り入れてみて。 ①トリプル寒暖差に注意!換気するときのコツ コロナ禍もだいぶ落ち着いてきましたが、今でも感染対策は欠かせません。中でも「部屋の換気」は、みなさんも自宅や会社でこまめに行っているはず。 寒暖差には「最低気温と最高気温の差」「前日との気温差」「室内外の気温差」の3つの種類(トリプル寒暖差)がありますが、近年はコロナ禍によって換気の機会が増えたため、特に「室内外の気温差」に要注意! 換気の回数が増えると、そのたびに室内の寒暖差が生じ、寒暖差疲労も起こりやすくなります。 【換気する際のポイント】 ・一気に開けず部分開放で体を慣らすと◎ ・暖房を設定する時期には、換気することを想定して上着を1枚用意する ②入浴法は「38~40℃のぬるめのお湯に、10~15分」 寒暖差疲労の代表的な症状である「冷え」は、初期段階では手足に現れますが、放置すると内臓や全身にまで広がり深刻化してしまうことも。そのため、日頃から体を温めることはとっても重要です。以下は、冷えの改善や疲労回復におすすめの入浴法。 【寒暖差疲労対策におすすめの入浴法】 ・38~40℃のぬるめのお湯に10~15分ほど浸かる ・炭酸入浴なら、末梢血管が拡張して血行が促進され、疲労回復により効果的 コンビニやドラックストアでも購入できる「炭酸入浴剤」は、自宅の湯船に入れるだけでシュワシュワとした炭酸入浴が気軽に楽しめながら、続けることで自律神経の働きも高まることもわかっています。 ③「耳たぶストレッチ」で自律神経を整えて 肩こりを感じている人は、首から耳にかけてこりや痛みを感じている場合が多いです。「耳たぶストレッチ」で耳周りをストレッチして柔らかくすることで、血流がよくなり、肩回りのこりもゆるんでリラックスしてくるでしょう。 【耳たぶストレッチのやり方】 ・「耳たぶの少し上」を水平方向に5~10秒引っ張る(耳を上下に動かすのも◎)→離す ・これを数回繰り返す ・「耳たぶの後ろの骨の凹み(顎関節)」を少し痛くなる程度に斜め上にぐっと押し、30秒間そのまま押し続ける(離したときにその部分が軽くなっていればOK!) この方法は、内耳の血流を促したり、歯を食いしばって緊張しているあごの筋肉をほぐしたりするのに効果的。自律神経を整える効果も期待できます。
これから寒くなる季節、暖房を使い始めると「室内外の気温差」が大きくなるので、体調管理には特に注意が必要です。寒暖差疲労の3つの対策ポイントを意識して、元気に過ごしましょう! 情報提供元/リンナイ株式会社