崖っぷちドジャースに暗雲 中軸フリーマン開始2時間前に出場回避 右足首捻挫悪化 ロハスもスタメン外 中継ぎ右腕ブレーシアが先発登板
「ナ・リーグ・地区シリーズ、パドレス―ドジャース」(9日、サンディエゴ) ドジャースが試合開始約2時間前にラインアップを変更。「3番・一塁」で出場予定だったフレディ・フリーマン内野手をスタメンから外し、三塁のマックス・マンシーを一塁で起用した。他のポジションは中堅K・ヘルナンデスが三塁に、ユーティリティーのテイラーが中堅に入る。 フリーマンは9月26日のパドレス戦で一塁へ駆け込んだ際に大きくバランスを崩して右足首を捻挫。レギュラーシーズン最後の3試合を欠場し、治療に専念した。今月5日から始まったパドレスとの地区シリーズから復帰し、第1戦では2安打1盗塁と奮闘したが、患部を悪化させたと見られ、7日のチーム練習は不参加。前日8日の第3戦は攻守交代時の動きも緩慢で、八回に中前打で出塁した後に代走を送られた。 フリーマンが「3番・一塁」で出場することが発表された後、記者会見に応じたロバーツ監督は同選手の状態を問われ、口ごもりながら「大丈夫、大丈夫だ」と繰り返しただけだった。 ドジャースはフリーマンのほか、前日の試合で遊撃ミゲル・ロハスが左脚付け根痛を再発させてスタメン外。先発投手不足からこの日はブルペンデーを採用し、元広島の中継ぎ右腕ブレイシアが先発する。 大谷は試合前のフィールドでキャッチボール。約60メートルまで距離を伸ばし、遠投も行った。 ▽ドジャースのラインアップ(ポストシーズン3試合の成績) 1番・DH 大谷 打率・231 1本塁打 3打点 0盗塁 OPS・693 2番・右翼 ベッツ 打率・200 1本塁打 1点 OPS・885 3番・左翼 T・ヘルナンデス 打率・300 1本塁打 6打点 OPS1・017 4番・一塁 マンシー 打率・167 1本塁打 1打点 OPS・584 5番・捕手 スミス 打率・000 0本塁打 0打点 OPS・333 6番・遊撃 エドマン 打率・300 0本塁打 0打点 OPS・600 7番・二塁 ラックス 打率・273 0本塁打 1打点 OPS・523 8番・三塁 K・ヘルナンデス 初スタメン 9番・中堅 テイラー 初スタメン 投手 ブレイシア(ブルペンデー) ▽パドレスのラインアップ(ワイルドカード・シリーズ含む5試合の打撃成績) 1番・一塁 アラエス 打率・217 0本塁打 0打点 OPS・434 2番・右翼 タティース 打率・556 4本塁打 7打点 OPS1・969 3番・左翼 プロファー 打率・222 0本塁打 1打点 OPS・555 4番・三塁 マチャド 打率・238 1本塁打 4打点 OPS・667 5番・中堅 メリル 打率・353 1本塁打 5打点 OPS1・156 6番・遊撃 ボガーツ 打率・158 1本塁打 4打点 OPS・526 7番・DH ペラルタ 打率・158 1本塁打 4打点 OPS・526 8番・二塁 クロネンワース 打率・125 0本塁打 0打点 OPS・347 9番・捕手 ヒガシオカ 打率・308 3本塁打 5打点 OPS1・390 投手 シース 1登板0勝0敗 防御率13・50