イカを岸から釣れる!伝統のルアーフィッシング「エギング」の魅力を語ってみた
イカ釣りというと、海面を煌々と照らす釣り船を思い浮かべる方が多いと思います。実は岸からも、古来からある伝統のルアーを使用してイカを釣ることもできるのです。 【写真5枚】伝統のルアーフィッシング「エギング」とは。必要な釣り道具、PEラインとショックリーダーの結束方法などを写真で見る この記事では、沿岸によく接岸するアオリイカを狙うルアーフィッシング、エギングを解説します。
エギングの由来は「餌木」
エギングとは日本に古来から存在する伝統のルアー、餌木(エギ)を使用してイカを狙うルアーフィッシングのことです。 古来からある釣りで、釣りをする人たちからはエギングと呼ばれています。
必要なタックル(釣り道具)
今回は、エギングの主なターゲットであるアオリイカを狙う上で初心者の方におすすめの、最もオーソドックスなタックルを紹介します。 ◆ライフジャケット・スパイクシューズなど 海釣りにライフジャケットは必需品です。 また、ライフジャケットと同等に重要なものがスパイクシューズなどの足元の装備です。 そもそも落水しないことが大事なので、しっかりと準備をしましょう。 ◆ロッド(釣り竿) 8.3~8.6ftでパワーランクML~Mクラスのロッドが、重量などのバランスが良くおすすめです。 パワーランクとはロッドの強さのことで、M(ミディアム)や、H(ハード)などがあり、MLクラスはミディアムとライトの中間を指します。 ◆リール 今回は釣り具大手メーカー2社のリールでおすすめを紹介します。 シマノ製リールであればC3000番、ダイワ製リールではLT2500番がおすすめです。 両社ともにエギング専用のモデルがラインナップされ、軽量感を追求した設計やエギングの釣り方に適したハンドル形状などが採用されていておすすめです。 ◆エギ 秋に使用するエギのサイズは小型のアオリイカに合わせて3.0~3.5号がおすすめです。 軽い3.0号はゆっくり沈むのでじっくりと見せて誘うことができ、3.5号は重く飛距離が出るため広範囲を探れます。 色は膨大なラインナップがあり迷い始めるとキリがなくなってしまうので「これだ!」と思う物を選ぶと良いでしょう。 ◆ライン 最後にラインですが、エギングではアオリイカの小さなアタリを手元に伝える感度が大事な要素となります。 ポリエチレンの撚糸・PEラインはナイロン製などのラインに比べて伸びが少なく、アオリイカがエギを抱く(イカが獲物を触手で掴むことを「抱く」と呼びます)感触を、“ピンと張った糸電話”のように手元に伝えてくれるので断然おすすめです。 注意点として、PEラインは結び目の強度が弱くなる特徴があり、エギを結ぶ際にPEラインに代わり結び目の役目をする、ナイロンなどでできたショックリーダーを使用する必要があります。 ◆その他 アオリイカを持ち帰るクーラーボックスや、イカが吐く墨で地面が汚れるため、堤防や漁港で釣りをする場合は洗い流すための水くみバケツも用意しましょう。