センバツ甲子園 全力プレーで心技体成長 大分商選手帰郷、夏へ飛躍誓う /大分
第95回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)の初戦で作新学院(栃木)に敗れた大分商の選手らが20日、大分市に帰郷した。野球部の保護者ら約20人が同校に集まり、拍手でナインを出迎えた。 保護者会会長の佐藤雄一郎さん(53)は「最後まで諦めない、大商らしい全力プレーを見せてもらえた。甲子園に連れて行ってくれてありがとうと言いたい」とねぎらった。丸山征一郎校長は「コツコツ粘り強く戦う素晴らしい試合で感動した。胸を張って登校してほしい」とたたえた。 那賀誠監督は「全国の舞台でしっかり気を張って諦めず戦えたことは誇り。大きな感動、今後の可能性を感じさせてくれる大会だった。夏、彼らがどう駆け抜けていくのか見守ってほしい」と語った。大道蓮主将(3年)は「野球の技術や心も体も成長した大会だった。今回の経験を生かして、夏の甲子園に出られるように頑張りたい」とさらなる飛躍を誓った。【井土映美】