スーパーにあるポリ袋。無料でもらえるので「生ごみ」を捨てるときに使っていますが、何枚まで持って帰ってよいのでしょうか?どのくらい節約になっていますか?
節約のために、スーパーの無料ポリ袋を再利用している人は多いのではないでしょうか。「もらえるならたくさんもらいたいけれど、非常識にはなりたくない」と考える人も多いでしょう。スーパーの無料ポリ袋を大量に持ち帰ることは、罪になる可能性もあるため注意が必要です。 ▼セルフレジになったら「客に仕事をさせるのか!」と暴言を吐かれた! 仕事だし我慢するしかないの? 本記事では、無料ポリ袋を持ち帰るときに気を付けたいポイントや、再利用でどれくらいの節約効果があるのかをまとめました。
ポリ袋の持ち帰りは店のルールに従って「常識の範囲内」で
ビニール袋の有料化や物価の高騰などの影響を受け、ごみを捨てるための袋を用意するのにも以前よりコストがかかるようになった家庭が多いでしょう。サッカー台に設置されていることが多い無料でもらえるポリ袋は、家で使うためにその場で使わない分まで持って帰っても問題ないのでしょうか。 ポイントは、欲張らず「常識の範囲でもらうこと」「店のルールに従うこと」の2つです。 ■大量の持ち帰りは罪に問われる可能性がある 1つ目のポイントは、常識の範囲を逸脱して大量に持ち帰らないことです。常識の範囲といっても判断が難しいかもしれませんが、その場で使う分だけをもらうようにすれば間違いがないでしょう。 スーパーに設置されているポリ袋は、無料で提供されているものとはいえ、スーパーの所有物です。所有者の意思に反してもともと想定されていない量の持ち帰りをすると、窃盗罪などの犯罪に該当する可能性があります。 無料のポリ袋を大量に持ち帰った程度のことで、警察に通報されたり訴えられたりするケースは少ないかもしれません。しかし、一度注意されたにもかかわらず繰り返し大量のポリ袋を持ち帰るといった迷惑行為をすれば、実際に処罰されることも考えられます。 窃盗の罪に課される処罰は、10年以下の懲役または50万円以下の罰金(刑法第235条)と、決して軽いものではありません。 ■店側が独自のルールを明示している場合も スーパーによっては「ポリ袋の使用は1組〇枚まででお願いします」など、無料で提供している物品の持ち帰りに独自のルールを設けていることがあります。明確にルールが示されている場合は、店ごとのルールに従ってサービスを利用することが大切です。 具体的なルールが示されているのに、守らずに大量のポリ袋を持ち帰った場合などは、明らかな迷惑行為をしたとみなされやすく、窃盗などの罪に問われやすくなると考えられます。 また、罪になるかどうかにかかわらず、無料のサービスはあくまでも店側の好意によるものだということを忘れず、節度を持って行動しましょう。