ウェルスナビ vs. ROBOPRO。ロボアドバイザー二大巨頭を「自腹」比較レビューしてみた
ウェルスナビ vs. ROBOPRO:カスタマーケア
これらのロボアドバイザーと、一般的な証券会社との違いで感じることのひとつが、「メールでよく連絡がくること」です。 例えば、株式市場が暴落した際にも、「暴落したらどう考えたらよいか」といった内容が、どちらもメールで届きました。 一般的な証券会社の場合は、幅広い金融商品を扱っているため、相場が急落した方が利益が出るような投資をしている人もいます。そのため、そういったメールが来ることはそう多くはありません。 しかし、ロボアドバイザーの場合は、ウェルスナビであれば5つのリスク許容度に応じたポートフォリオなので5パターン、ROBOPROの場合は1パターンです。そのため、的確でスムーズな対応がしやすいのではと思います。 2024年8月5日の日経平均株価が4000円も下がった日に、ROBOPROをリリースしているFOLIOから「【緊急セミナー】急速に進む円高・株安とROBOPROについて」というメールが届きました。内容は、その翌日に緊急オンラインセミナーを実施するというものです。 また、ウェルスナビからも、8月6日に「【CEO柴山より】相場変動に不安を感じていらっしゃる方へ」というメールが届きました。金融市場の混乱に対してどのように考えたらよいかというメッセージです(※メール設定等により、お知らせが来ていない場合や、メールが届いた日にちが異なる場合があります)。どちらも大暴落を見て「どうしたらよいか」と混乱している人にとって、大きな安心感につながったのではないでしょうか。 証券会社で複数の金融商品を自分で組み合わせてポートフォリオを作って投資をする場合は、相場の変化があっても自分で判断する必要があります。ですが、ロボアドバイザーの場合は、タイミングにあわせて個別のアプローチがあり、まるでそっと伴走してくれているような"人間味"を感じる点も、よいところでしょう。
ウェルスナビ vs. ROBOPRO:どんな人におすすめか?
あくまで筆者の個人的な見解として、それぞれどんな人におすすめか、整理しておきましょう。 ウェルスナビ ROBOPRO リスク許容度を診断したうえで分散投資をしたい人 全自動で投資をすべてお任せしたい人 幅広い資産に投資をしたい人 長期間でじっくり投資したい人 1万円などの少額から始めたい人 残高の約1.1%の手数料に納得がいく人 NISA対応のロボアドバイザーを利用したい人 AI予測による大胆な投資をしたい人 投資をすべてお任せしたい人 下落相場でもAI予測の恩恵を受けたい人 長期だけでなく短期の利益も気になる人 残高の約1.1%の手数料に納得がいく人