ウェルスナビ vs. ROBOPRO。ロボアドバイザー二大巨頭を「自腹」比較レビューしてみた
ウェルスナビ vs. ROBOPRO:メリット&デメリット
次に両サービスのメリット&デメリットを深堀りしていきましょう。この時点ですでにふたつの大きな違いが顕在化してくるはず。 サービス名 メリット デメリット ウェルスナビ 全自動でお任せができる 自分のリスク許容度に合わせた投資ができる 初期投資額が1万円と気軽に始められる 過去の実績では約8年で資産が約1.8倍に成長(リスク許容度3の場合) 手数料の長期割がある 手数料が残高の1.1%ほどかかる(ただし長期割がある) ROBOPRO 全自動でお任せができる AIで金融市場を先読みして、積極的な運用ができる 利益追求と損失軽減を目指せる 公開から2024年7月末までの実績は、約+87.76% 初期投資額として10万円必要 手数料が残高の1.1%ほどかかる 個人的な印象では、少額から始めやすいのはウェルスナビです。とても安定的な運用で、その後も淡々と決まった投資配分で運用が続く安心感があります。 その一方、ROBOPROはAI予測によって毎月投資先の大胆な見直しがあり、ドキドキ感あり。ただ、毎月投資配分が変わる際に、内容に納得がいく場合と「なぜ?」と不思議に思う場合もありました。 ウェルスナビは手数料の長期割(提携している金融機関と提携しているプランではない場合)があります。なので、途中で辞めようかなと思っても、長期割の魅力を思い出して続けやすいと感じます。
ウェルスナビ vs. ROBOPRO:始め方
次に、ウェルスナビとROBOPROそれぞれでの投資の始め方をレビューしていきましょう。 ウェルスナビの始め方 6つの質問に答えることで、運用プランを診断・提案してもらえ、最短2営業日で資産運用がスタートできます。 6つの質問の内容は「年齢」「年収」「金融資産」「毎月の積立額」「資産運用の目的」「株価が1か月で20%下落したら」というもの。回答結果から、自分の「リスク許容度(1~5の5段階)」と「目標金額」が表示されます。 リスク許容度が高ければハイリスク・ハイリターンなポートフォリオに、低ければローリスク・ローリターンなポートフォリオを目指します。なお、この質問に回答しなくても投資は開始できます。 その後、ウェルスナビのアプリを使ってクイック本人確認を行うと、簡易書留を受け取らずに本人確認が完了。そして、1万円以上の入金をすることで、最短2営業日から資産運用が自動的にスタートします。 筆者は6つの質問から、一番リスクが高い「5」と診断され、そのまま「5」で運用を続けています。このリスク許容度は、後から自分で変更もできます。 ROBOPROの始め方 事前にリスク許容度をはかるウェルスナビと異なり、ROBOPROの始め方はシンプル。口座開設を行い、口座に入金して、初回購入額を指定し、投資一任契約に同意するだけで、運用がスタートします。 ちなみにプランが分かれていないため、ROBOPROで運用している人は、他のユーザーと同じポートフォリオでの運用になります。つまり、AIに丸投げということになるので、自分の意向が汲まれない点が気になる方もいるかもしれません。