細谷真大、初戦ベンチ外もバネにバーレーン戦へ「這い上がれるように準備してきた」
久々に掴んだフル代表入りのチャンスをこのまま終わらせるつもりはない。 日本代表FW細谷真大は北中米W杯アジア最終予選・バーレーン戦(10日・リファ)を翌日に控えた9日、バーレーン・ナショナル・スタジアムでの前日練習後、報道陣の取材に対応。5日の中国戦(◯7-0)はベンチ外で悔しい立場となったが、「それが今の自分の実力。今の現状を受け止めて、這い上がれるように準備してきた」と奮起を誓った。 【写真】「スタイル抜群」「目のやり場に困る」“勝利の女神”のアウェー遠征に反響 国内組で臨んだ2022年夏のEAFF E-1選手権でA代表デビューを果たした細谷は昨年11月、北中米W杯アジア2次予選で初めてフルメンバーのA代表を経験。そのまま今年1~2月のアジア杯メンバー入りを果たした。 しかし、アジア杯では先発したグループリーグ初戦ベトナム戦で存在感を発揮できず、45分間の出番に終わると、その後は出場機会が遠ざかり、敗退が決まった準々決勝イラン戦の最終盤のみの出場。3月シリーズ以降はパリ五輪世代の活動に専念する形でA代表から離れていた。 もっともパリ五輪世代のU-23日本代表では今年4月のAFC U23アジア杯で復活を遂げると、夏のパリ五輪では優勝したスペインのCB相手にも個人で戦える能力を証明。より逞しくなった姿でA代表に帰ってきた。1トップのポジション争いはFW上田綺世、FW小川航基を追う立場だが、懸命に食らいついていくつもりだ。 「アジア杯の時からそうだけど、A代表は選手層が厚くなってくる。誰が出ても同じパフォーマンスができている中で、自分が出てもしっかりパフォーマンスを出したい。しっかり競争に入っていける準備はしてきたつもりなので、出るタイミングがあれば結果を残したい」(細谷) 昨年11月にはサウジアラビア・ジッダで行われたW杯2次予選・シリア戦でA代表初ゴールを決めた他、1年前にバーレーンで行われたU23アジア杯予選で得点も記録するなど、中東アウェーには良い印象もある。「一回取っているのでいいイメージで入れている。もし途中から出てもしっかり結果を残したい」とアピールを誓った。