ダントツ最下位の西武で光るルーキーたち! ドラ1・武内夏暉は新人王争最有力の7勝!計5人が一軍デビュー
プロ野球は開幕してからおよそ4カ月が経過した。ここまで各球団のルーキーたちはどのような結果を残しているのだろうか。球団ごとのルーキーを振り返ってみたい。 【動画】安定感抜群!左腕・武内夏暉に迫る! 最下位の西武のルーキーは支配下で7名、育成で6名と合計13名いる。なかでもドラフト1位の武内 夏暉投手(八幡南高→国学院大)の活躍は目覚ましい。 デビューから無傷の5連勝を飾るなど、ここまで13試合の登板で7勝2敗。規定投球回には到達していないものの防御率1.55と圧巻の成績を残している。また13試合のうち11試合で7回以上を投げておりスタミナも抜群。先発ローテーションの一角として堂々たるピッチングを続けている。故障なくシーズンを完走できれば新人王候補の筆頭となりそうだ。 投手ではドラフト2位の上田 大河(大商大高→大阪商業大)と同7位の糸川 亮太(川之江高→立正大→ENEOS)も一軍デビュー済み。上田はデビュー戦こそ1回2失点と結果を残せなかったが、その後は2試合連続で1回無失点投球。6月9日を最後に一軍での登板はないが、二軍では21試合の登板で20回を投げ防御率1.80と安定している。中継ぎとして再び一軍昇格のチャンスはありそうだ。 一方の糸川は開幕一軍スタートを勝ち取った。しかし上田同様に初登板で1回を投げきれず1失点でサヨナラ負けを喫した。その後の2試合は1回無失点と結果を出すも4月半ばに登録を抹消された。5月に再昇格を果たしたが、1試合の登板で1回3失点と結果を残せず登録を抹消された。二軍では22試合(4先発)の登板で40回2/3を投げ防御率1.33。上田同様に結果を残している。 野手ではドラフト6位の村田 怜音(相可高→皇学館大)と育成6位の奥村 光一(東海大静岡翔洋高→東海大→BC群馬)が一軍で出番を与えられた。5月中旬に昇格した村田は、即スタメン起用され初打席初安打を記録。続く試合はノーヒットだったものの、出場3試合目でマルチ安打を記録。ブレイクを予感させた。しかし出場4試合目でフェンスに激突するアクシデントがあり離脱。今シーズンはリハビリに費やすことが濃厚だ。 一方の奥村は6月上旬に支配下登録を勝ち取り、ここまで19試合に出場。打率.196(51-10)と苦戦しているが、後半戦初戦ではスタメン起用されマルチ安打を放つなど期待は大きい。外野の一角のレギュラー争いに加わっていきそうだ。 ドラフト3位の杉山 遙希(横浜高)、同4位の成田 晴風(弘前工)、5位の宮澤 大成(長野高→北海道大→四国ILplus徳島)は一軍での出場はない。