リヴァプール、シティ、アーセナルだけじゃない! プレミアタイトルレースにおいて今季のチェルシーは“不気味な”チームか
マレスカ体制で好スタート
現在1試合少ない中でも2位マンチェスター・シティに5ポイント差をつけて首位を走るリヴァプール。今節のサウサンプトン戦に勝利すれば勝ち点差は8にまで広がる。 [動画]エンソ・フェルナンデスが1G1Aの大活躍で、チェルシーがレスターを撃破 シーズン開幕前はシティ、アーセナル、そしてリヴァプールによる優勝争いが予想されていたが、12試合を終えた今、その3チームに割って入ろうとしているのがチェルシーだ。リヴァプールとの勝ち点差はまだあるが、2位シティとの勝ち点差はわずか1となっており、エンツォ・マレスカ新監督率いるチェルシーには大きな注目が集まっている。 マレスカ監督は以前、上述した3チームとリーグタイトルを争うには時間がかかることをコメントしていたが、元アーセナルのエマニュエル・プティ氏は今シーズンのタイトルレースでチェルシーは脅威になるとの見方を示した。 「彼らはこれまでトップチームと対戦し、3位につけている。リヴァプールとはわずか6ポイント差だ。彼らはシーズンの初めに非常にタフな試合を戦った。最初の試合はマンチェスター・シティだった。スケジュールを見ると、特に1月から始まる試合は、彼らはすべて勝てると思っている。彼らがクリスマスまで今の調子を維持できれば、タイトルレースで大きな脅威となるだろう」(『Premier League Productions』より) ここまでシティ(0-2)とリヴァプール(1-2)には敗戦したチェルシーだが、アーセナルとマンチェスター・ユナイテッド(共に1-1)には負けておらず、ビッグ6との試合を4試合終えて3位につけている点はポジティブだ。12月にはアストン・ヴィラ、トッテナムとの試合もあるが、ここでも勝ち点を落とさず積み重ねることができればシティ、アーセナル、リヴァプールを脅かす存在になってもおかしくない。 チェルシーは選手層も豊富で、ここまではリーグ戦とカップ戦で大きくメンバーを代えることもできる。若手中心のチームであるため、タイトルレースにおける経験値や安定感は上述した3チームに比べてないかもしれないが、勢いに乗ると止まらない爆発力が備わっている。 マレスカ新体制で好スタートを切った新生チェルシー。まだシーズンは前半戦だが、この調子を維持することができれば、タイトルレースにおいてチェルシーは他のチームにとって不気味な存在となるかもしれない。
構成/ザ・ワールド編集部